女優の広瀬すずさんが24日、東京都内で行われた2部作の初主演映画「ちはやふる」(小泉徳宏監督)の完成披露試写会の舞台あいさつに登場。初主演となった今作について広瀬さんは「大人になっても大事にしたいと思える仲間に会えてよかった」といい、「私にとって財産になりました」と晴れやかな笑顔を見せた。
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舞台あいさつには、共演している野村周平さん、真剣佑(まっけんゆう)さん、上白石萌音さん、矢本悠馬さん、森永悠希さん、清水尋也さん、松岡茉優さん、小泉監督も出席。初主演を飾ったことについて広瀬さんは「先頭に立たなきゃとか、責任とかよく分からなかった。でも現場に行くと、みんなが引っ張ってくれて感謝の気持ちでいっぱいです」と感謝の言葉を述べ、共演者たちに向かって頭を下げた。さらに「自分と共演者の皆さんでああしたい、こうしたいと話し合ったり、監督のオーケーが出ても撮り直させてもらった」とこだわりについて話し、「同世代のパワーってこんなにもらえるんだって思いました」と笑顔を見せた。
また広瀬さん演じる主人公の千早、野村さん演じる太一の幼なじみ・新を演じた真剣佑さんは広瀬さんについて「(撮影時)16歳なのにすごいと思った」といい、千早に誘われてかるた部に入る奏を演じた上白石さんは「オーラがキラキラしていた。お芝居とか自分のやり方を持っていた。すずに会えたのが宝物」と話すと、広瀬さんは上白石さんに「大好き!」と伝え、撮影が終わっても絆を感じさせた。
「ちはやふる」は、末次由紀さんが2007年から女性マンガ誌「BE・LOVE」(講談社)で連載しているマンガが原作。主人公・千早が、転校生の新との出会いを通じて競技かるたの魅力に目覚め、幼なじみの太一らかるた部の個性的なメンバーたちとともにかるたに情熱を燃やす姿を描いている。映画は2部作で、「上の句」が3月19日、「下の句」が4月29日に公開予定。
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