満島ひかり：“タマネギ頭”を披露　“本家”黒柳徹子も絶賛「きれいな人が似合う」

　女優の満島ひかりさんと黒柳徹子さんが21日、東京・渋谷のNHKで行われた連続ドラマ「トットてれび」（NHK総合）の会見に出席。黒柳さんのエッセーが原作のドラマで、黒柳さん役を演じる満島さんは黒柳さんの代名詞でもある“タマネギ頭”を披露し、「この髪形とメーキャップをしただけで、みんなが優しくなる感じがする」と語り、“本家”の黒柳さんは満島さんの姿に「とてもうまくできていて感心した。おきれいな方なので、この頭はきれいな人が似合うんだなって」と絶賛した。

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　「トットてれび」は、黒柳さんのエッセー「トットひとり」「トットチャンネル」が原作。テレビ放送が始まった昭和28（1953）年にNHK専属テレビ女優第1号となった黒柳さんが、森繁久弥さん、渥美清さん、坂本九さん、向田邦子さんらテレビ界を築いた人々と交流する姿が描かれる。小泉今日子さんが語りを務め、黒柳さん自身も未来から現れた「百歳の徹子」として出演する。

　連続テレビ小説（朝ドラ）「おひさま」では、満島さんの晩年の姿を黒柳さんが演じたこともあったが、満島さんは「『徹子の部屋』のとき楽屋に行って、直談判みたいなかたちで、『私の晩年の姿はあなたしかいません』と口説いたことがあった」と裏話を明かしつつ、「まさか（自分が）黒柳さん役をやるとは思わなかった」と告白。

　一方、“演じられる”黒柳さんは「私が書いたものがドラマになるとは夢にも思ってなかったんですが、NHKから話があったので、満島さんが私をやってくださるならいいですと言った」と明かし、「私よりもおきれいで、1話だけですけど拝見して、全然大丈夫と思った」と満島さんの“徹子ぶり”に太鼓判を押していた。

　ドラマでは、渥美清さん役を中村獅童さん、向田邦子さん役をミムラさん、森繁久弥さん役を吉田鋼太郎さんが演じるほか、濱田岳さん、安田成美さん、大森南朋さん、武田鉄矢さん、吉田栄作さん、岸本加世子さんら豪華キャストが出演する。30日から毎週土曜午後8時15分放送。全7回。