東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されている日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)90」が2日目となる13日を迎え、約17万人が来場した。昨夏の「コミケ88」2日目の16万人を1万人上回り、昨冬の「コミケ89」2日目とほぼ同等の来場者数となった。
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2日目は、「ファイナルファンタジー」などのテレビゲームを題材にした作品、同人ゲームから生まれた作品群「東方Project」、ブラウザーゲーム「艦隊これくしょん」や「刀剣乱舞」など1万400サークルが参加した。人気のサークルには3000〜4000人が並び、最高気温33度の炎天下で、来場者はお目当ての同人誌を手に入れるため耐えていた。
最終日となる企業ブースでは、初日に続いて150以上の企業・団体が参加。タイプムーンのブースは午前10時の開幕から1時間後には列が打ち切りになる圧倒的な人気だった。コスプレエリアでは「ラブライブ!」や「Re:ゼロから始める異世界生活」などの人気作のコスプレーヤーたちが汗をぬぐいながら自慢のコスプレを披露していた。
コミケは、1975年に始まったマンガや小説、ゲーム、音楽などの同人誌の即売会で、現在は夏と冬の年2回開催されており、2015年夏は期間中に約55万人、同年冬も約52万人を集めた。会場は、個人が同人誌を販売する一般ブースと、商業作品を扱う企業ブースの2種類がある。企業ブースはこれまで、出版社やアニメ会社、ゲームメーカーの出展が大半だったが、近年は来場者へ向けての自社商品のプロモーションやブランド力向上を狙い、ホンダやグーグル、マイクロソフトなどの多彩な企業が出展するなど注目を集めている。
最終日の14日は、自主制作ゲームソフトなど約1万3300のサークルが出展する。2日目まで企業ブースがあった西館1階の1・2ホールは、一般サークルのブースで埋まる。
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