士郎正宗さんのマンガが原作のアニメ「攻殻機動隊」シリーズに登場する人工知能を搭載した多脚戦車「タチコマ」をモデルとしたコミュニケーションロボット「リアルエージェント・タチコマ」が22日、東京・渋谷マルイの「I.Gストア」でお披露目。アニメと同じ声優の玉川砂記子さんの声でしゃべったり、腕を上下に動かして愛嬌を振りまいた。
ウナギノボリ
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タチコマは、テレビアニメ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(S.A.C.)」に登場する自立型多脚戦車。今回、高さ約140センチ、重さ65キロと約2分の1スケールで再現された「リアルエージェント・タチコマ」は、スマホ向けアプリ「バーチャルエージェント・タチコマ」(karakuri products)と連動し、同店舗内の所定の台にスマホを置くことで、タチコマがアプリで予約購入したグッズを持ってきてくれる。アプリの進行状況により、ユーザーの名前を呼んでくれたり、受け渡し時のせりふが変化する。
「攻殻機動隊」に描かれている数々の近未来テクノロジーの実現を追究するプロジェクト「攻殻機動隊 REALIZE PROJECT」の一環として開発。「日常空間におけるロボット活用」の導入実証事業として日本ロボット工業会の補助も受けている。
22日に行われたメディア体験会には、同ストアを運営するアニメ制作会社「プロダクション・アイジー」の郡司幹雄さん、karakuri productsの松村礼央代表も出席。体験会では、同サービスの一連の動きを見せるデモンストレーションが行われる予定だったが、走行システムが作動せず、せりふを話したり、腕を動かすなどの動作のみ公開された。
「リアルエージェント・タチコマ」は、同ストアで2017年1月15日まで展示される。なお、商品取り置きサービスの開始日は未定となっており、決まり次第「I.Gストア」の公式サイトやアプリで発表される。
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