女優の長澤まさみさんが10日、東京都内で行われたミュージカル「キャバレー」の会見に登場。今回、初のミュージカル挑戦となる長澤さんは、胸元や美脚を大胆に露出した、キャバレー「キット・カット・クラブ」のショーの歌姫のサリー・ボウルズ役の衣装を披露。「まだ不安はありますが、こんなにすてきなカンパニーでキャバレーをやれるのがとても幸せです」と心境を明かし、「衣装や小道具や踊りや歌、そしてお芝居で、楽しくこの作品を届けられるんじゃないかと思っています」と自信を見せた。
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会見には、石丸幹二さん、小池徹平さん、小松和重さん、村杉蝉之介さん、平岩紙さん、秋山菜津子さん、上演台本と演出を手がける松尾スズキさんも出席。長澤さん演じるサリー・ボウルズと恋に落ちる駆け出し作家役を演じる小池さんは、「長澤さんのファンに殺されないかなと。ベッタリするシーンやドキドキするシーンもある」とユーモアを交えて明かし、「ぜひ早く皆さんに見てほしい」と自信たっぷりに語った。
キャバレーは、クリストファー・イシャウッドさんの小説「ベルリン物語」と、ジョン・ヴァン・ドゥルーテンさんの戯曲「私はカメラだ」が原作。1966年にハロルド・プリンスさんがミュージカル化(1166回上演、トニー賞6部門を獲得)し、以後もさまざまな演出家によって上演され、世界的に大ヒットした。日本での初演は82年で、松尾さん演出の「キャバレー」は、2007年に松雪泰子さん主演で上演された。
物語の舞台は29年のナチス台頭前夜のベルリン。キャバレー「キット・カット・クラブ」では、ショーの歌姫サリー・ボウルズ(長澤さん)らが毎夜退廃的なショーと、刹那(せつな)的な恋の駆け引きが繰り広げられている。大みそかの夜に、アメリカから到着した駆け出し作家のクリフ(小池さん)は、たちまちサリーと恋に落ちて一緒に暮らし始めるが、やがてナチズムの足音が聞こえ始め……という内容。長澤さんは劇中で主題歌「キャバレー」などをエロティックなダンスとともに披露する。
11~22日にEX シアター六本木(東京都港区)で上演。神奈川、大阪、仙台、愛知、福岡でも上演される。
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