佐藤浩市:トヨタモデルのドラマで「トランプ切るシーン」提案も…

名古屋市公会堂で「LEADERS2」の撮影後に壇上で話す佐藤浩市さん
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名古屋市公会堂で「LEADERS2」の撮影後に壇上で話す佐藤浩市さん

 俳優の佐藤浩市さんが30日、トヨタ自動車をモデルにした主演ドラマの第2弾「LEADERS(リーダーズ)2」(TBS系、3月放送予定)の撮影を名古屋市内で行い、収録の合間に取材に応じた。第1弾に続き、国産自動車の開発にまい進する愛知佐一郎を演じる佐藤さんは、自動車産業での雇用創出などを要請しているトランプ米大統領について聞かれると「愛知佐一郎がデスクでトランプを切るカットを入れませんかと言ったんですけど、一笑に付されました。(実現は)しなかったです」とおどけて見せた。

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 ドラマは「半沢直樹」「下町ロケット」などの福澤克雄さんが演出を手掛ける。史実に基づいたオリジナル作で、第1弾は、第2次世界大戦前後、日本の未来のために、ものづくりに人生を懸けた人々の生きざまを描き、2014年3月に2夜連続で放送された。第2弾は、国産自動車の開発にまい進するアイチ自動車の愛知佐一郎と、佐一郎を販売面で支えた男たちの物語となる。

 この日、佐藤さんは、全国のディーラーを集めた壇上で「日本の車を世界一にしよう」と呼びかけるシーンを撮影。このシーンへの思いを「(今作は)ディーラー側の部分にポイントを置いている。『製造と販売は車の両輪。でもその両輪が一つになることは決してない。でもお互いが別方向を向いていては車は動くことができないんだ』というせりふがあって、それに尽きる。そのことをどう訴えるか」と熱いまなざしで語った。

 撮影には約1500人のエキストラが参加し、撮影後に佐藤さんは、共演の内野聖陽さん、萩原聖人さんらと壇上に立ち、「きょうは一日、最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。この結果をドラマの中で確認していただければ」と感謝を述べた。さらに萩原さんが「(出演者が)みなさん、お酒が大好きで……」と切り出すと、佐藤さんは「嫌いではないですね。我がアイチ自動車には吉田栄作という本当に酒好きの男がいまして……。付き合わされています」と笑顔で舞台裏を明かしていた。

 内野さんはアイチ自動車の販売店第1号となった日の出モータースの支配人、山崎亘を演じ、萩原さんはアイチ自動車の経理部長、近藤利郎を演じる。ほかに山崎努さん、高橋和也さん、緋田康人さん、神保悟志さん、えなりかずきさん、須田邦裕さん、前田敦子さん、山口智子さん、橋爪功さんらが出演する。

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