天才!志村どうぶつ園:志村けん“園長”が語る動物への愛 パン君との思い出も

パン君との思い出を笑顔で語る志村けんさん
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パン君との思い出を笑顔で語る志村けんさん

 放送14年目を迎えた日本テレビ系の人気動物バラエティー「天才!志村どうぶつ園」。番組を温かい目線で見守る“園長”こと志村けんさんに、番組への思い、人気キャラクターとなったチンパンジーの「パン君」との思い出を聞いた。

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 「天才!志村どうぶつ園」は、志村さんを「園長」に迎え、人気芸能人とさまざまな動物たちとの絆と触れ合いを描いた人気バラエティー番組。セットをリニューアルした8日の「新装開店3時間スペシャル」では、人気グループ「嵐」の相葉雅紀さんと「Hey! Say! JUMP」の伊野尾慧さんが、犬派と猫派に分かれてゲストに魅力をプレゼンする新企画のほか、志村さんと捨て犬「ちび」の散歩企画の最終回などが放送される。

 志村さんと“天才チンパンジー”パン君のコーナーは、コミカルながら温かいやりとりもあって、長年にわたり人気を集めた。現在は、パン君と「ポコちゃん」の娘、プリンちゃんも番組に登場している。

 そんなパン君と志村さんの出会いはパン君が2歳の時。最初は「可愛くて頭のいい子だな」というぐらいの印象だったというが、いつも驚かされたと振り返る。数回会っただけで、パン君は志村さんとの別れを惜しむようになり、「すごく寂しがっちゃって絶対に帰らなかった」と話す。

 志村さんとパン君との絆は、世話をするアニマルトレーナーの宮沢厚さんも嫉妬するほどだったといい、「リハーサルでスタッフが指示してものってくれなかったのに、僕がやるとのってくれた。宮沢さんも『僕が世話してるのに……』ってぼやいていましたね」と笑う。

 北海道のロケでは、絶対に温泉に入ろうとしなかったパン君が、志村さんの誘いには応じて温泉に入った。「カメラからは見えなかったんだけど、パン君がかぱって抱きついてきてね。やたら本番に強いんです」とにっこり。現在はパン君の娘、プリンちゃんとも交流。パン君の時より半年ほど若い1歳半での対面となったが、「顔がパン君にそっくりでね。大事にしていたぬいぐるみを渡してくれたんですよ」と目尻を下げる。

 そんな志村さんが動物と接触する上で心がけているのが対等な関係性だ。「勝とうとかそういうことは思っていない。あくまでも共存しようと考えていますね」と語る。日本テレビの荻野健プロデューサーは「いいシーンを撮影しようとしたスタッフが、動物のことを顧みない行動を取ってしまった時に、志村さんに叱責されたことがあった。本当に動物のことを大切に思っていらっしゃる」と話す。

 放送14年目を迎える長寿番組となった理由を、志村さんに自己分析してもらうと「家族で見られる番組が少なくなっている中で、見ているだけで和める番組。出演者が楽しまないと見ている人も楽しんでくれないですから」コメント。さらに、今後も15年、20年と続けていくための抱負を聞いてみると、「あんまりそういうことは考えていないですね。1回1回を大事にしていくことですね」と思いを語った。「天才!志村どうぶつ園 新装開店時間SP」は、8日午後7時放送。

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