人気マンガ「名探偵コナン」の原作者・青山剛昌さんと人気マンガ「ちはやふる」の原作者・末次由紀さんがコラボして描き下ろしたイラストが13日、公開された。イラストは、「ちはやふる」に登場する“かるたクイーン”の若宮詩暢(わかみや・しのぶ)と「名探偵コナン」の百人一首の高校生チャンピオン・大岡紅葉が向き合いライバル心を燃やしているところを、「ちはやふる」の綾瀬千早(あやせ・ちはや)とコナンが“あたふた”しながら見守っているという内容。2人がイラストを描く様子を収めた動画も同日、公開された。
ウナギノボリ
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コラボは、今回公開される劇場版アニメ「名探偵コナン から紅の恋歌(からくれないのラブレター)」(静野孔文監督、15日公開)の劇中に「百人一首」が登場したことがきっかけ。「名探偵コナン」は小学館の「週刊少年サンデー」、「ちはやふる」は講談社の「BE・LOVE」で連載されているが、青山さんと末次さんが、お互いの作品の大ファンだということから、出版社の枠を超えた夢のコラボが実現した。
青山さんと末次さんは、報道陣の目の前でコラボイラストを描き下ろし。2人が会うのは2回目だといい、末次さんは「から紅の恋歌」のテーマが「『百人一首』と聞いて、私のファンの方々がざわついていました(笑い)。(コナンと)絡める機会がないかと準備していました」と企画を喜んだ。また、青山さんは「(最新作に登場する)かるたシーンは、『ちはやふる』のファンの方々が見たら“ちゃんちゃらおかしい”と思われちゃうかも」と笑いを誘った。
末次さんは、コナンの今後のストーリーの展望について「新一が毛利蘭を早く安心させてほしいなと思うのですが……でも、それは物語の終わりにつながってしまいますね(笑い)」とファンならではの複雑な心境を明かし「(青山さんには連載を)もうちょっと頑張ってほしいです」とお願いした。
イラストの構図は末次さんが提案。末次さんが先に色紙にペンを入れると、青山さんは「先に(キャラクターの)輪郭から描くんですね。僕は目から描きます」と興味津々。さらに、末次さんが大岡紅葉の着物の色を塗ることになり、青山さんが持参したカラーペンを借りると「(青山さんの)アシスタントになった気分」と興奮。青山さんはでき上がったイラストに「やばい! 俺が欲しいぐらい」と高揚していた。
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