仲間由紀恵さんと阿部寛さん主演の映画「劇場版劇場版ＴＲＩＣＫ（トリック）　霊能力者バトルロイヤル」（堤幸彦監督）が８日公開され、「ＴＯＨＯシネマズ日劇１」（東京都千代田区）で仲間さんらが舞台あいさつを行った。仲間さんは「私にとっても大切な作品。トリックワールドを堪能してください」と語り、阿部さんは「劇場版３作目で、（公開は）感無量です。これからもどんどんトリックをやっていきたい」と意欲を語った。

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　「トリック」は、自称・売れっ子奇術師の山田奈緒子（仲間さん）と自称・天才物理学者の上田次郎（阿部さん）のコンビが、超常現象の裏にあるトリックを暴いていくコメディータッチのミステリー。００年にテレビ朝日系「金曜ナイトドラマ」枠で放送がスタート。０２年にも同じ枠で放送され、０３年にゴールデンタイムに進出。０２年と０６年には劇場版が製作され、４月からは、生瀬勝久さん演じる「頭髪に重大な秘密」を抱える矢部警部補を主人公にしたスピンオフドラマ「警部補　矢部謙三」も放送されている。

　「霊能力者バトルロイヤル」はドラマの放送１０周年記念作品。絶大な権力をふるう霊能力者「カミハエーリ」が治める山村、万練村（まんねりむら）で、カミハエーリが亡くなり、１００日以内に次代のカミハエーリを決めるため、最強の霊能力者を選ぶための「バトルロイヤル」が開かれる。大金をせしめようとたくらむ奈緒子と、ばかげた風習をやめさせるために招かれて渋々、村にやって来た上田は「バトルロイヤル」に参加する……というストーリー。おなじみのメンバーに加え、松平健さんや佐藤健さん、戸田恵子さんら豪華キャストが登場する。

　舞台あいさつには、堤監督や生瀬さん、野際陽子さん、佐藤さん、夏帆さん、戸田さん、片瀬那奈さんらも出席。放送１０周年を記念して、鏡開きとくす玉割り、クラッカーという“３大おめでた行事”を登壇者全員で一斉に行い、大入り袋も配られるなどお祝いムード一色だった。（毎日新聞デジタル）