元プロ野球選手の清原和博さんが、デンゼル・ワシントンさん主演の米アクションサスペンス映画「ザ・ウォーカー」(19日から全国で公開)の宣伝番長に就任した。男気あふれる映画の主人公ウォーカーと正反対の草食系男子をどう思うかとの質問に、「頑張っても評価されない時代だから、彼らの気持ちも分かる」と理解を示した。宣伝番長の清原さんに聞いた。(毎日新聞デジタル)
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
−−草食系の男子をどう思いますか?
清原さん 時代のせいもあると思う。僕らの時代は頑張れば頑張っただけ評価された。でも草食から肉食に変わる瞬間は必ずある。この映画を見て、男とは何かを分かってもらえればと思います。最近は何かと無反応だったり、無表情な人も多いですが、この映画を見て、何らかの反応をしてほしい。“感動”の言葉通り、“感”じて“動”いてほしいですね。
−−33年間野球を頑張り続けた清原さんですが、その支えは?
清原さん 故郷です。大阪の岸和田生まれなんですが、東京に負けたくないという思いが昔からありました。それが心の支えでしたね。今は(米国の)メジャーリーグがありますが、僕らの年代では絶対に日本で一番になりたいという思いが強かったです。
−−長い間続けてきたこと、心がけてきたことはありますか?
清原さん 道具を大事にすることですね。バットは宝物だったので、誰にも握らせないオーラを出すようなもの(バット)を用意しましたね(笑い)。
−−「ウォーカー」の主人公のようにすぐにへこたれず、不屈であるための心構えなどはありますか?
清原さん 恥ずかしがらずに、もがくことが、不屈への一歩だと思います。ヒーリングのCDでも自己啓発本でもなんでもいいから、自分を立ち直らせるヒントを探す……。それが次につなげる準備になるんです。何もしないでじっとしていては、何にもならないですからね。
−−清原さんが何かに屈しそうになったことはありますか?
清原さん 一番苦しんだのはひざのけがですね。アメリカでひざの権威といわれているドクターに「ユー・アー・オールドマン」と言われたときは、初めて心が折れました。もうチャンスはないということですから。それでも、これで終わりでいいのかと思ったときに、誰もやったことのない手術だからこそ、おれがという気持ちになったんです。活躍しても記事にならない選手がいるのに、自分はけがしただけで記事になっているんだから、まだ行けると思いましたね(笑い)。
<プロフィル>
85年、西武にドラフト1位で入団。86年に打率3割4厘、本塁打31本、打点78で最優秀新人賞を獲得。96年、FA宣言し巨人に移籍。05年、故仰木彬前監督からの熱烈な誘いを受けオリックス入団を決意。07年、左ひざ遊離軟骨除去手術、左大腿(だいたい)骨関節軟骨移植手術を受ける。08年、1軍復帰し、695日ぶりに公式戦出場を果たすが同年、引退した。現野球評論家。
東宝の2025年の配給作品ラインアップ発表会が12月23日、TOHOシネマズ 日比谷(東京都千代田区)で行われ、2024年の興業収入などが発表された。市川南取締役専務執行役員は、…
2012年から7シリーズにわたって放送されたテレビ朝日系の人気ドラマの完結作となる映画「劇場版ドクターX」(田村直己監督)のクランクアップ写真が公開された。主演の米倉涼子さんをは…
俳優の米倉涼子さんが12月22日、東京都内で行われた主演映画「劇場版ドクターX FINAL」(田村直己監督)の“舞台あいさつFINAL”に登場。イベント終盤にあいさつを求められた…
花沢健吾さんのマンガが原作の映画「アンダーニンジャ」(福田雄一監督、2025年1月24日公開)の新キャストが発表された。津田健次郎さんが、謎の存在「アンダーニンジャ(UN)」の声…
木村拓哉さんが12月21日、歌舞伎町シネシティ広場(東京都新宿区)で行われた、主演映画「グランメゾン・パリ」(塚原あゆ子監督、12月30日公開)のレッドカーペットイベントに登場。…