薬屋のひとりごと
第13話 外廷勤務
12月27日(金)放送分
09年10月からTBS系で放送されたドラマ「JIN−仁」の続編が11年4月から放送されることが8日、明らかになった。最終回の平均視聴率が25.3%、瞬間最高視聴率は29.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と高視聴率を記録。放送後、視聴者から続編を希望する声が多数寄せられ、続編は前回と同じ「日曜劇場」(毎週日曜午後9時)の枠で再登場となる。残されたままの謎を解き明かす完結編となる予定だ。
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キャストは、主人公南方仁役の大沢たかおさん(42)、ヒロイン咲役の綾瀬はるかさん(25)、吉原のおいらん・野風と仁の現代の恋人・未来の一人2役の中谷美紀さん(34)、坂本龍馬役の内野聖陽さんほか、小出恵介さん、桐谷健太さんら前回と同じ顔ぶれで、最終回のその後を描く。
「JIN」は、村上もとかさんが「スーパージャンプ」(集英社)で連載中の医療マンガが原作。大学病院の脳外科医だった南方仁(大沢さん)が、幕末の江戸時代にタイムスリップしてしまい、満足な医療器具や薬もない状態で人々の命を救う中、坂本龍馬(内野さん)や勝海舟(小日向文世さん)ら幕末の英雄と知り合い、歴史の渦の中に巻き込まれていく……という物語。ギャラクシー賞マイベストTV賞グランプリや橋田賞などの国内の放送賞や海外の賞も含めて現在までに23冠を獲得している。
続編では、仁がなぜ激しい頭痛に見舞われるのか、また、タイムスリップして現代に戻るのか、それとも江戸で生き続けるのかなど前作で描かれなかった謎の答えが明らかになるほか、公私にわたって仁を支える咲の思いは届くのか、吉原を離れた野風はどうなるのか、現代の恋人・未来の運命など恋愛模様のその後も描かれる。西郷隆盛、徳川慶喜、皇女・和宮など新たな歴史上の人物も登場し、史実である龍馬暗殺の日が近づく中、仁が歴史とどう対峙(たいじ)していくかも見どころだ。
主演の大沢さんは「『JIN』の続編への挑戦は、僕の俳優史上で最も大きな決断です。続編の制作というのは、本当に勇気がいることですが、続編で描こうとしているストーリーを読んだとき、前回出演を決めた際のときめきと同様、もしくはそれ以上のときめきを感じて『これは逃げられないな』と思いました」と続編への出演を決めた経緯を語り、「続編を制作することによって、より前作がきらめいて、これまでご覧になっていらっしゃらなかった方たちにも『最初から見てみたい』と思っていただけるぐらい楽しんでもらえるような作品になること確信しています」と自信をのぞかせている。
綾瀬さんも「前作を見ていただいた方々から続編はあるのかとすごく聞かれて、多くの方々に支えられていたことを実感しましたし、お応えできることがとてもうれしいです。咲は優しくて強い女性であこがれるところがあります。一生懸命演じたい」と続編制作を喜んでいる。中谷さんは「仁先生や龍馬さんのその後を気にかけてくださっている皆様に楽しんでいただけるよう、野風と未来を大切に演じたいと思います」、内野さんは「あの『JIN』の世界と坂本龍馬にまたじっくり向き合えるのを楽しみにしています」と意気込みを語っている。
石丸彰彦プロデューサーは「多くの方に支えられて最終回を迎えた『JIN』ですが、放送が終わってからもたくさんのご声援をいただき、今回の続編へとつなげることができました。完結編のテーマは『歴史の修正力への挑戦』です。キャスト・スタッフ一同、さらなる思いや情熱を作品にささげ、『JIN』という作品の持つ世界を全うしたいと思っています」とコメントしている。(毎日新聞デジタル)
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