アニメやゲームのテーマ曲を数多く手掛ける人気アーティストのKOTOKOさんが歌う格闘ゲーム「ブレイブルー コンティニュアムシフト」(PS3・Xbox360、アークシステムワークス)のテーマソング「碧羅の天へ誘えど」が7月7日に発売される。「シナリオを読むうちに引き込まれた」と語るKOTOKOさんに新曲について語ってもらった。
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「ブレイブルー」は、魔術に科学を融合させた力「術式」が主体となった近未来の階層都市を舞台に、「死神」と呼ばれる賞金首のラグナ・ザ・ブラッドエッジや、世界を統治する「統制機構」に所属するジン・キサラギら個性的な戦士たちがそれぞれの目的で相争う格闘ゲーム。08年11月に第1作がアーケード版で登場。09年6月にはPS3とXbox360、10年2月にはPSPで発売された。2作目となる「コンティニュアムシフト」は、統制機構諜報(ちょうほう)部に所属する謎の男「ハザマ」らも加わり新たなストーリーが展開する。
KOTOKOさんは、「事前にストーリーを読ませてもらいましたが、本当に格闘ゲームなんだろうかというすごいボリュームでした」と振り返り、「それぞれのキャラクターにいろんな過去や背景があるし、新キャラクターのストーリーも奥が深くて引き込まれていきました」と語る。前作に引き続いてテーマソングを担当することになったが「おなじみのキャラクターのストーリーも知らなかった一面が明かされているところもあって楽しかった」と喜ぶ。
そんな重厚なストーリーを読み込んだ上でKOTOKOさんは制作にあたったが、「この作品は、人が生きていくうえでの矛盾や、人の悲しさ、存在意義といった人間の本質を語りたいんじゃないか」と考え、「自分の生活にも置き換えられる。私たちの生き方って何だろうなって考えてもらえれば」と、楽曲にもイメージを盛り込んだ。
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普段はあまりゲームで遊ばないというKOTOKOさんだが、「ブレイブルー」で、個性的なキャラクターたちの姿が描かれるストーリーモードに熱中。「この後どうなるんだろうとどんどん進めていき、がむしゃらにやっているうちに、なぜかすごい技が出たりしてだんだんうまくなった。まさか格闘ゲームにハマるとは」と驚く。
作詞も手掛けるKOTOKOさん。「家の中にこもって延々と曲を流すんです。だから歌詞はだいたいせまいPCの前で生まれますね。意外とちまちましているんですよ」と笑う。アニメや映画などのテーマ曲も数多く担当してきたが「(楽曲作りのために)他の人より先にシナリオや資料をもらうのが役得というか、うれしいですね」と語り、「スタッフの方に『シナリオを熟読されたんですね』と言ってもらえたのですが、作詞家冥利に尽きますね」と笑顔を見せる。
「前作に引き続き起用していただいて大変光栄です。今回の楽曲も作品に寄り添いあえたかな。キャラクターもかっこよくて、どの技も奇麗。格闘ゲームは苦手という人や女の子こそ遊んでほしいですね」と手ごたえを感じているようで、「世界観を盛り上げるアイテムとして私の曲も聴いてみてください」と呼びかけた。
KOTOKOさんの15枚目のシングル「碧羅の天へ誘えど」は7月7日に1260円で発売される。
<KOTOKOさんプロフィル>
1月19日生まれ。札幌を拠点に活動する音楽創作集団「I’ve」に所属。04年4月にアルバム「羽−hane−」でメジャーデビュー。「灼眼のシャナ」「ハヤテのごとく!」「リアル鬼ごっこ」など人気アニメや映画のテーマ曲を数多く手掛けている。
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