堺雅人:二つの顔持つ刑事役 ゴールデンで初主演 ドラマ「ジョーカー 許されざる捜査官」

「ジョーカー 許されざる捜査官」に出演する堺雅人さん
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「ジョーカー 許されざる捜査官」に出演する堺雅人さん

 俳優の堺雅人さんが1日、ドラマ「ジョーカー 許されざる捜査官」(フジテレビ系)制作発表に登場した。ゴールデンタイムのドラマ初主演となる堺さんは「裁判員制度も始まって、人が人を裁く立場にいつ誰がなってもおかしくない時代。誰かを裁くって時に、その割り切れない思いやもやもやしたものを伊達という人物に落とし込めたら。正しい正しくないではなくて、ドラマではグレーの部分を描きたい」と、難しい役どころについて語った。

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 ドラマは、神奈川県警捜査1課強行犯係班長の伊達一義(堺さん)は、昼間は温厚な人柄で「仏の伊達さん」と呼ばれているが、幼少期に両親をヤクザに殺されたトラウマを抱え、被害者の味方になって全力に事件解決に当たっている。だが、ある事件をきっかけに、法や組織の陰に隠れて罪を逃れようとする犯人に厳しい制裁を与えるようになる……という二面性を持つ男の姿を描いている。

 タイトルにちなんで、困ったときの“切り札”を聞かれた堺さんは「アヒル口」と答え、「これまで困ったときは笑顔で切り抜けていましたが、伊達は、困ったときにアヒル口になっていて、困ったときの切り札にしようと思って、杏さんに教わったりしてます。説明は納得していないけど、特に口答えするのがはばかられるときに人はアヒル口になります。5分に1度くらい結構な頻度で出ているので見どころです」と笑顔で語った。

 共演する鹿賀丈史さんは「堺さんの芝居を見ていて、よくニコニコする人だなあと思っていたのですが、その笑顔の裏に怒りや悲しみがあって、面白い人だなあ、いつかご一緒できたらなあと思っていました。初日に本読みをして、プロデューサーの話を聞いている堺さんの顔はテレビと同じだったので、こういう人なんだと思いました。撮影現場でも堺さんは温かい空気を作るような芝居をしているので、僕は、上司ということでちょっと毒を出そうかなと思っています」と絶賛していた。ほかに杏さん、錦戸亮さん、大杉漣さん、りょうさんらが出演する。ドラマは13日から毎週火曜夜9時放送。(毎日新聞デジタル)

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