パックマン:「モデルは欠けたピザ」生みの親・岩谷教授が秘話 30周年で3Dアニメ化決定

「パックマン」の3Dアニメのイメージカット=バンダイナムコゲームス提供
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「パックマン」の3Dアニメのイメージカット=バンダイナムコゲームス提供

 「世界で最も成功したアーケードゲーム」としてギネス記録に認定されたゲーム「パックマン」の30周年を記念して、テレビアニメが制作されることが8日、明らかになった。フルCGの3Dアニメで、映画「スパイダーマン」などの製作総指揮を務めたアヴィ・アラッドさんのプロデュースで、12年の放送を目指す。

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 「パックマン」は、ナムコ(現バンダイナムコゲームス)が80年5月に発表したアーケードゲームで、約29万台を制作。米国を中心に圧倒的な人気を集め、82年には米国でゲーム音を収録したレコード「PAC-MAN Fever」が100万枚を販売。テレビアニメは最高56%の高視聴率を記録した。その後も、さまざまなゲーム機で制作され、人気を集めた。05年には「世界で最も成功した業務用ゲーム機」としてギネスブックにも掲載されている。

 この日開かれたパックマン30周年プロジェクトの発表会で、「PAC is back」をテーマにゲームやアニメなどさまざまな展開が発表され、4月からゲームをiPadやiPhone、携帯電話向けに順次提供しているほか、今秋以降には対戦型のアーケードゲーム「パックマン バトルロイヤル」を投入し、45種類以上のミニゲームを収録したWii用パーティーゲーム「パックマン パーティ」も発売することなどが明らかになった。

 「パックマン」の“生みの親”岩谷徹・東京工芸大学教授は「女性やカップルに遊んでもらえるゲームということで、『食べる』をキーワードに開発していたが、昼食のピザの一片取った形を見て、これを主人公にしようと思った」と開発秘話を語り、「30年たった現在でも支持されているのは、シンプルさのお陰では。私にとって、パックマンは息子のようなもの。末永く愛してほしい」と話していた。 (毎日新聞デジタル)

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