人気音楽マンガを実写映画化した「BECK」(堤幸彦監督、9月公開)で白熱のライブパフォーマンスを見せる水嶋ヒロさんらBECKメンバー5人が1日、東京・渋谷のレコード販売店「HMV渋谷」のイベントに登場。ボーカルとラップに挑戦した俳優の桐谷健太さんは「本当に自分でラップしたんです。詩も書いた。そこも見てほしい」とアピール。「みんなパワーがあるし、いい意味でライバルだった。いい作品にしようという思いがぶつかり合ってスパークしていた」と撮影の雰囲気を興奮気味に語った。
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メンバーは水嶋さん、桐谷さん、佐藤健さん、向井理さん、中村蒼さんの5人。水嶋さんは映画の撮影について「楽器(ギター)が一番の課題」と語り、「人気のある作品だから、説得力のある演奏をしなくちゃというプレッシャーがありました」と話した。佐藤さんは「僕も初めてだけれど、コユキ(役名)も初めてギターを触るところから始まる。ギターを持って現場に向かうのが青春だったな」と笑顔で話した。
向井理さんは「楽器やるんだったらベースと思っていたんで、(役柄は自分に)合っていた」と話し、「ベースがすごくうまい役柄だから、誰よりも練習しなきゃと必死だった」と苦労を語った。ドラムに挑戦した中村さんは「頭で分かっても体がついていかない」と難しさを語り、練習では「僕がドラムに座る前に、桐谷さんが“どや顔”でドラムをたたいている」と告白。「桐谷さんがうまくたたくたびに、僕の居場所がなくなっていく」とクレームをつけていた。
「BECK」は「月刊少年マガジン」(講談社)で連載され、累計1500万部を発行するハロルド作石さんの人気マンガが原作。平凡な高校生だが天性のボーカルの才能を持つコユキ(佐藤さん)が、NY帰りの天才ギタリスト、竜介(水嶋さん)と出会う。竜介は千葉(桐谷さん)と平(向井さん)、そしてコユキとサク(中村さん)を強引に誘ってバンド「BECK」を結成。ライブ活動を皮切りにCDデビューやライブハウスでの成功を重ね、メジャーになっていくという物語。9月4日から全国で公開予定。(毎日新聞デジタル)
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