松岡充:39歳でも「いけるぞ」闘病中の都啓一への思いも 劇場版「仮面ライダーW」公開

「仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ」初日舞台あいさつに登場した松岡充さん
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「仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ」初日舞台あいさつに登場した松岡充さん

 ロックバンド「SOPHIA」のボーカル松岡充さんが7日、悪の仮面ライダー役で出演した映画「仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ」の初日舞台あいさつに登場した。仮面ライダーW役の桐山漣さんら、10代後半から20代前半の共演者が並ぶ中、松岡さんは「僕39歳なんですけど、初めてお話いただいたとき、正直『遅くね?』って思いました(笑い)。でも、設定を教えていただくうちに僕でも、昭和の仮面ライダー世代として胸を張ってやらせていただけると思いました。(同作でライダーを演じた)吉川晃司さんから『とうとう仮面ライダーになったか』とメールが来ました。今後ミュージシャン枠になるんでしょうね。30歳以上のロックミュージシャンもいけるぞって思いました」と喜びを語った。

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 テロリスト集団「NEVER」の悪の仮面ライダー「エターナル」を演じた松岡さんは「まさか仮面ライダーになれると思っていませんでしたが、ふたを開けてみれば見れば最強の悪でした。(Wに)勝ってましたよね?」と、役柄にも満足していたようだった。松岡さんは今回、主題歌「W」も担当しており、「メッセージは一人では生きていけない、立ち向かえないということで僕のパートナーで闘病中の都啓一へのメッセージでもあります。皆さんもWの主題歌を聞いて、映画を見終わって自分にとっての大事な人は誰かと考えていただければ」と感慨深げだった。

 「仮面ライダーW」は平成ライダーシリーズの最新作で、風車が回る風の町「風都」を舞台に、私立探偵の左翔太郎(桐山さん)とフィリップ(菅田将暉さん)が2人同時にベルトを装着すると、合体して「仮面ライダーW」に変身し、怪人との戦いを繰り広げるという物語。松岡さんのほか、元格闘家の須藤元気さんや杉本彩さんがゲスト出演する。長編特撮映画で史上初の3D上映となる。

 映画「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説」の監督も務めた坂本浩一監督は「昨年は光の国という遠いところにいたので、今回は仮面ライダーを撮れて楽しかったです。このキャストがなければ、この作品の成功はなかったと思います。強い敵がいてこそ、ヒーローが際立つ。だから松岡さんという、カリスマ性の塊のような方に来ていただきました」と今作のキャスティングを絶賛していた。(毎日新聞デジタル)

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