井上真央:“封印”の制服姿を小松CPが説得 NHK朝ドラ「おひさま」ヒロイン決定の理由

11年春の朝の連続テレビ小説「ひまわり」のヒロインに起用された井上真央さん
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11年春の朝の連続テレビ小説「ひまわり」のヒロインに起用された井上真央さん

 女優の井上真央さん(23)が11日、来春の朝のNHK連続テレビ小説「おひさま」のヒロイン・須藤陽子役に決定し、会見に登場。昭和7年からを描く同ドラマで、16歳から30代前半までを演じる井上さんは制服姿も披露する。09年の主演映画「僕の初恋をキミに捧ぐ」で制服姿は「見納め」と公言していた井上さんに対し、小松昌代チーフプロデューサーが「今回は時代物ということで封印を解いていただく。女学生時代からスタートしてもらいます」と説得し、井上さんは「はい。封印してしまいましたが、思わぬきっかけで着られることになってうれしい」と笑って承諾していた。

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 「おひさま」は、昭和7年から、戦前戦中を挟んで昭和30年代までの長野・安曇野と松本を舞台に、おひさまのような明るい希望で照らすヒロイン・陽子がそばと出合い、人々の心をそばでつないでいくドラマが描かれる。「銭ゲバ」(日本テレビ系)、映画「いま、会いにゆきます」などの岡田惠和さんのオリジナル脚本で、岡田さん脚本の連続テレビ小説は、01年の「ちゅらさん」以来10年ぶり。

 小松チーフプロデューサーは「目の前の苦難を受け入れ、人と共に生きた女性の半生を一体どんな人になら託すことができるのだろう」と考えたといい、オーディションではなく、「人をまっすぐに見つめる、たおやかではにかんだ笑顔」の井上さんに依頼したと明かした。また「(井上さんの)セーラー服(姿)もあるんじゃないかと思われる」と話して、井上さんの制服姿に期待を持たせ、「戦中に小学校の教師もやり、教え子たちとおそばやさんをやったり、結婚もするだろうし、しゅうとめさんとの問題もある。子供も生まれて母親になる。女性の成長を全部やっていただく」と話している。 

 放送は3月28日から全156回。クランクインは10月の予定で、先行して行われるロケ撮影は今月末からスタートする。(毎日新聞デジタル)

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