警察犬を目指す1匹のラブラドルレトリバーと女性見習い訓練士の成長を描いた実話を基にした映画「きな子~見習い警察犬の物語」(小林義則監督)が14日から全国で公開される。
ウナギノボリ
「光る君へ」より昔! 最も古い時代の大河ドラマは? 1976年「風と雲と虹と」のあらすじ
18歳の望月杏子(夏帆さん)は、警察犬訓練士だった父(遠藤憲一さん)を目指し、父の後輩・番場(寺脇康文さん)の訓練所に住み込んでいる。杏子は体の弱い子犬の「きな子」のことが気になっていたが、番場が「きな子は警察犬になれそうにない」という言葉を聞き、杏子は「私が警察犬にしてみせる!」と宣言、訓練を始めるが、失敗続きで番場の子どもたちにからかわれる始末。杏子は次第に自信を失っていく……というストーリー。
見習い訓練士と不器用な見習い犬。少女と犬のさわやかな成長物語だけではなく、いい意味で泥臭さがある。その象徴が、寺脇さん演じる訓練所所長の番場だ。「相棒」の亀山薫役とはまた違った情に厚い男を演じている。そして、早朝からの小屋の掃除、夢をあきらめて去っていく青年、訓練の厳しさ……。そのあきらめない姿勢は高く評価したい。親子で見られるエンターテインメント作としてよくできている。
配給元の松竹はこれまでも「犬と私の10の約束」(08年)など“ワンコもの”を数多く手がけてきたが、犬の可愛らしさはもちろんのこと、ヒロインを演じる夏帆さんが、表情豊かでさわやかだ。実在のきな子は、香川県丸亀警察犬訓練所に所属。映画にも出てくるが、地元テレビ局にも取り上げられた有名犬で、地元の交通安全のキャンペーンなどでも活躍しているそうだ。きな子のマイペースぶりに、ホンワカさせられる。
7日から香川県で先行公開され、14日から丸の内ピカデリー(東京都千代田区)ほか全国ロードショー。(キョーコ/毎日新聞デジタル)
アニメ化もされている人気児童小説シリーズ「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」(偕成社)が実写映画化され、「映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』」として12月13日に公開されることが明らかになった…
ドラマ「あぶない刑事(デカ)」(通称・あぶ刑事)シリーズの映画「帰ってきたあぶない刑事」(原廣利監督)の“最後”の舞台あいさつが6月5日、東京都内で行われ、俳優の舘ひろしさん、柴…
6月3日に発表された5月31日~6月2日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、カーアクション映画「マッドマックス」シリーズの最新作「マッドマックス:フュリオサ」(ジ…
1970年代を中心に人気を集めたロボットアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」をフィリピンで実写化した映画「Voltes V Legacy」が、「ボルテスV レガシー」として、10…
カーアクション映画「マッドマックス」シリーズの30年ぶりの新作として2015年に公開され、「第88回アカデミー賞」では最多の6冠に輝いた「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(ジ…