BECK:異例の武道館試写会に観客6500人 水嶋ヒロ「“聖地”に立てて光栄」

武道館で開かれた「BECK」の完成披露試写会に登場した水嶋ヒロさんら出演者
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武道館で開かれた「BECK」の完成披露試写会に登場した水嶋ヒロさんら出演者

 映画「BECK」(堤幸彦監督)の完成披露試写会イベントが18日、日本武道館(東京都千代田区)で行われ、観客6500人が詰めかけた。試写会を武道館で開くのは異例で、主役の水嶋ヒロさん(26)が共演者の佐藤健さん(21)らと壇上に登場し、「“聖地”武道館のステージに立てて一表現者として光栄。全身全霊を傾けた作品をお見せできてうれしい」と話した。

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 「『BECK』PREMIUM NIGHT 完成披露試写会in武道館」と銘打たれたこのイベント。佐藤さんは「とてもドキドキして不安です。この映画には僕たちの青春が詰まっています。みなさんに熱いものを感じてもらいたい」と語り、桐谷健太さん(30)はは観客に向かって「武道館!」と叫び、大声援を浴びて「一回やってみたかった」と笑顔をみせた。また堤監督がこのイベントのためだけに制作したという劇中曲「EVOLUTION」の特別映像が公開され、ヒップホップグループ「ZINGI」がライブを行った。

 「BECK」は、「月刊少年マガジン」(講談社)に連載され、累計1500万部を発行するハロルド作石さんの人気音楽マンガが原作。平凡な毎日を送る高校生コユキ(佐藤さん)が、NY帰りの天才ギタリスト、竜介(水嶋さん)と出会う。竜介はコユキ、千葉(桐谷さん)らとバンド「BECK」を結成する。ライブ活動を皮切りにCDデビューやライブハウスでの成功を重ね、コユキのボーカルの才能も開花。幾つもの困難を乗り越えてメジャーになっていくという物語。オープニング曲に米ロックバンド「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」の「アラウンド・ザ・ワールド」、エンディング曲にオアシスの「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」が起用されている。

 イベントには劇中の「BECK」メンバーの平義行役の向井理さん(28)とサク役の中村蒼さん(19)、竜介の妹・真帆役の忽那汐里さん(17)、コユキにギターを教える斉藤研一役のカンニング竹山さん(39)、コユキとサクの同級生・益岡弘美役の倉内沙莉さん(18)、竜介と昔バンド仲間だった木村栄二役の水上剣星さん(26)、イベント会社の社長役の松下由樹さん(42)、堤監督も登場した。

 9月4日から全国ロードショー。(毎日新聞デジタル)

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