女優の宮崎あおいさんと大竹しのぶさんが母娘を演じた映画「オカンの嫁入り」(呉美保監督)が4日公開され、宮崎さんらが角川シネマ新宿(東京都新宿区)で舞台あいさつを行った。宮崎さんは、劇中で披露された大竹さんの花嫁姿に「とても可愛らしかったです。(母親の花嫁姿を見るのは)“娘”としては不思議な感じなんですが、幸せな気持ちになりました」と笑顔で語った。
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「オカンの嫁入り」は、第3回日本ラブストーリー大賞ニフティ/ココログ賞を受賞した咲乃月音さんの「さくら色~オカンの嫁入り」を、デビュー作「酒井家のしあわせ」でサンダンス・NHK国際映像作家賞日本部門を受賞した呉監督が映画化した。陽子(大竹さん)と月子(宮崎さん)は、大阪のとある町で母娘2人で暮らしてきた。ある日、酔っぱらった陽子が、金髪の元板前、研二(桐谷健太さん)を連れ帰ってきた。「お母さん、この人と結婚することにしたから」と宣言する陽子に、月子は戸惑い、反発するが、仲むつまじい陽子と研二の姿に徐々に母娘のきずなを見いだしていく……というストーリー。
大竹さんは「(花嫁衣装を)恥ずかしくて『着たくない! 着たくない!』と言ってたんですが……似合ってましたでしょうか?」と照れながらも尋ねると、客席から大きな拍手がわき起こった。宮崎さんに「これからもすてきな経験をたくさん積んで、良い女優さんになれるよう願ってます」と“娘”へのエールを送っていた。(毎日新聞デジタル)
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