SPECIAL EDITED VERSION 『ONE PIECE』魚人島編
第8話 弱虫で泣き虫!人魚姫しらほし
12月22日(日)放送分
水嶋ヒロさん主演で公開中の映画「BECK」(堤幸彦監督)で、主人公・竜介の妹でヒロインの真帆を演じた忽那汐里(くつな・しおり)さん。共演者は年上の男性ばかりだったが、「私の意見を取り入れてくれたり、ちゃんと輪の中に入れてもらったのがうれしかった」と撮影を振り返った。オーストラリアで生まれ育った忽那さんは、ニューヨーク帰りの帰国子女という真帆のキャラクターに共感する部分や自分とは違うと感じる部分があったという。忽那さんに撮影中のエピソードや理想の女優像などを聞いた。(細田尚子/毎日新聞デジタル)
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「BECK」はハロルド作石さんが99~08年に「月刊少年マガジン」(講談社)で連載し、単行本全34巻で累計発行部数が1500万部の大ヒット音楽マンガ。今回は原作のコミックス10巻までを映画化した。忽那さんが演じる真帆はアメリカンスクールに通う帰国子女で、外国人の友だちと英語で話す場面もある。「私自身も海外育ちですので、日本語と英語の両方を使う環境は経験していますが、私は日本に来てからは英語を話す機会はほとんどなかったんです。今回の役はバイリンガルというよりも、一つ一つの動きの大きさだったり、言葉のストレートさや目の鋭さなど総合的に真帆を大きく見せられるように心がけていました」という。確かにスクリーンの中で真帆を演じている忽那さんは、実際よりも大柄に見える。そのことを伝えると「大きく見えましたか。ありがとうございます!」とイメージ通りに演じられたことを喜んだ。
真帆について「行動は大胆でストレート。でも内に秘めているデリケートで繊細な面は自分自身と共通しているのかな。よく周囲から『真帆はツンデレだ』と言われましたけど、私にはデレの部分はありませんね(笑い)。あと、(感情表現が)ちょっと不器用な部分は少し似ているかなと思います」と自身との共通点と相違点を並べた。
「BECK」のメンバーなど、男性キャストに囲まれて紅一点という場面も多く、役柄上も“妹”なので、現場では年下として可愛がられたのでは?と聞くと、「(水嶋さんのことを)心からお兄さんだと思って接していて、水嶋さんも妹のように気にかけてくださったと思うんですけど、それだけじゃなくて、(スタッフが)私の意見も取り入れてくださったり、きちんと輪の中に入れてもらえたのが、とてもうれしかったです。本当にすてきなチームでした」と主要キャストとして尊重されたことを喜んでいた。
来年までに出演作は目白押しだが、どんな作品を演じるときも「他のキャストの皆さんやスタッフさんと同じように、自分が作品の一部として、その役目を果たせるのが女優として本当のプロだと思います」と信念を語った。
目標とする女優は蒼井優さん。「心から尊敬する女優さんです。資質は人それぞれなので、キャラクターや雰囲気をまねしようというのではなくて、蒼井さんの芯の強さ、ブレない部分をお手本にしたいと思っています」と理想を掲げた。
次回は、出演作が続々と控える忽那さんのオフの過ごし方や生き方などを聞く。
<プロフィル>
1992年12月22日、豪シドニー出身。第11回国民的美少女コンテストで審査員特別賞を受賞。07年、「3年B組金八先生 第8シリーズ」で女優デビュー。08年から第50代ポッキープリンセスとして「江崎グリコ ポッキー」のCMに出演し注目を集める。その後は09年にドラマ「メイちゃんの執事」や「魔女裁判」、「小公女セイラ」などに出演。映画は「守護天使」(09年)に出演後、10年に入って、4月に「半分の月がのぼる空」、7月に「ちょんまげぷりん」と立て続けに出演映画が公開。4日には南真帆役で出演した映画「BECK」(堤幸彦監督)が全国で公開された。11年は、「少女たちの羅針盤」(長崎俊一監督)とヒロインを演じた「マイ・バック・ページ」(山下敦弘監督)の公開が控えている。ファースト写真集「seven sips of water.」(ワニブックス、撮影:横浪修)が発売中。11日午後1時から福家書店新宿サブナード店(東京都新宿区)で写真集発売記念サイン会を開催。
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2024年12月23日 19:00時点
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