06年の発売以来、40カ国以上で翻訳され700万部を売り上げているエリザベス・ギルバートさんの自伝的小説を、ジュリア・ロバーツさん主演で映画化した「食べて、祈って、恋をして」(ライアン・マーフィ監督)が17日に公開された。
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米ニューヨークで活躍する30代のジャーナリスト、エリザベスは、自分らしい生き方を模索するために、1年間の旅に出ることにする。最初に向かったイタリアでは、現地で知り合った友だちとバカ騒ぎし、大好きなピザによる体重増加を気にしながらも「何もしない喜び」を学ぶ。次に訪れたインドでは、リチャード・ジェンキンスさん演じる初老の男性と知り合い、瞑想(めいそう)によって己の内面を見つめ、「執着を忘れることが心の平和に結びつく」ことを悟る。そして最後の地インドネシアのバリでは、運命の人との出会いによって、本当の自分を見つけていくというヒューマンラブストーリー。
正直なところ、イタリア、インドまではこれといった事件も起こらず、自己解放のための旅というテーマだけで、ストーリーは観念的で退屈だった。だがバリで、ハビエル・バルデムさんふんする“運命の男”が登場すると物語はがぜん面白くなり、その後は楽しく見ていられる。ちなみにバルデムさんは、ペネロペ・クルスさんと今年7月に結婚し、ペネロペさんは先日妊娠4カ月半であることを発表している。
それはともかく、ニューヨークに始まり、イタリア、インド、インドネシアと実際に現地を訪れて撮影した。この不況下、エリザベスのように1年も会社を休む、もしくは退職して旅行に出かけるのは勇気がいるが、彼女の旅に付き合うことで、ちょっとした旅行気分が味わえる。男性にはなかなか興味が向きにくい作品かもしれないが、幸せでもその状態に甘んじることができない複雑な女心を知る、よい機会になるかもしれない。17日からTOHOシネマズ有楽座(東京都千代田区)ほか全国で公開。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)
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