稲垣吾郎:悪役は「楽しい」 竹野内は「怖い」と絶賛 月9「流れ星」会見

 アイドルグループ「SMAP」の稲垣吾郎さん(36)が14日、フジテレビの月9ドラマ「流れ星」(フジテレビ)の会見に、主演の竹野内豊さん(39)とヒロインの上戸彩さん(25)らと登場。公開中の映画「十三人の刺客」で暴君・松平左兵衛督斉韶を演じ、今作でも上戸さん演じる妹の幸せを金のために踏みにじっていく兄を演じる稲垣さんは「(悪役は)やりがいがありますし、やってて楽しいです。(悪役と似ているところは)あるかもしれないですね。僕、こういう(会見の)ときでも大体作ってるんで」と話し、共演者らを笑わせた。竹野内さんは「第1話を見て稲垣さんを『怖い』と思った」絶賛し、「稲垣さんの目に注目してください」とアピールした。

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 「流れ星」は竹野内さんが01年の「できちゃった婚」以来、9年ぶりに同枠の主演を務める純愛ドラマ。竹野内さん演じる新江ノ島水族館に勤める平凡な男・岡田健吾と、上戸さん演じる風俗店に勤める人生に絶望している女・槇原梨沙が偶然出会い、さまざまな困難を経て真実の愛に目覚めていく姿を描く。主題歌は「コブクロ」の「流星」が起用された。

 稲垣さんが演じる修一は、ギャンブルにはまって多額の借金を背負い、その借金を妹に肩代わりさせたうえ、金に困ると妹にせびりに来るという役どころ。撮影初日に妹の恋人から金銭をだまし取るシーンの撮影をしたという稲垣さんは「監督に状況と設定だけ説明されて『アドリブでやってくれ』と注文された。役の気持ちになれたきっかけだった」と明かし、「生まれながらに悪い人間は絶対にいない。(悪さを)表に出してワルっぽく演じたり、ダメっぽく演じたりするより、どういう環境で育ったのかなどを掘り下げてリアリティーを追求していきたい。自分の新境地、役者人生のステップアップとして頑張っていきたい」と意気込んだ。

 会見には、健吾と梨沙に翻弄(ほんろう)されていく医師・神谷凌を演じる松田翔太さん(25)、重大な病を抱える健吾の最愛の妹・マリアを演じる北乃きいさん(19)も出席した。

 放送は18日から毎週月曜午後9時。初回は15分拡大版。(毎日新聞デジタル) 

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