西岡利晃:「パパは誰にも負けない」愛娘のV5達成祝福ににっこり WOWOWで再放送

5度目の防衛に成功し、愛娘の小姫ちゃんに笑顔を見せる西岡利晃選手(C)NAOKI FUKUDA
1 / 1
5度目の防衛に成功し、愛娘の小姫ちゃんに笑顔を見せる西岡利晃選手(C)NAOKI FUKUDA

 ボクシングWBC世界スーパーバンタム級王者の西岡利晃選手(帝拳)が24日、両国国技館(東京都墨田区)で挑戦者レンドール・ムンロー選手(英、WBC同級1位)を判定3−0で破り、5度目の防衛に成功。初防衛から継続中の4試合連続KO防衛記録こそ伸ばせなかったが、愛娘の小姫ちゃんから「パパは誰にも負けない」と祝福されてほおをゆるめた。熱戦の模様はWOWOWで25日午後8時~と26日正午~の2回再放送される。

ウナギノボリ

 KOこそ奪えなかったが、西岡は終始圧倒した。「向こうの強烈なボディーをもらわないように動くことを考えていた」というように、一回のゴングから前に前に攻めてくる相手をフットワークでいなし、アウトボクシングに徹した序盤戦。右のジャブで有効打を当て、四回終了時点ですでにポイントで上回った。

 調子は尻上がりだった。五回には、1分過ぎに右ジャブを皮切りに左右の連打。後半に入っても、右のジャブと左ボディーを多用し、完全に相手の動きを封じた。終盤十二回2分過ぎには、左フックが相手のテンプルを打ち抜き、そのままコーナーまで追撃しながら左右のラッシュ。ダウンこそ奪えなかったが、最後まで見せ場をつくり、ジャッジ3人とも判定119−109の大差をつけて勝利した。

 試合後には、リング上で「相手のプレッシャーがきつかった。みなさん5連続KOを望んでいたと思うんですけど、できなくてすいません。でもこれからも応援してください」とマイクでアピールした。

 この一戦は、WOWOW最大のイベント「WOW FES! 2010」内で日本初のボクシング3D生中継で放送されたほか、午後5時から同局「エキサイトマッチスペシャル“THIS IS BOXING”」でも無料生中継された。なお、熱戦の模様は、同局で25日午後8時~と26日正午~の2回再放送される。(毎日新聞デジタル)  

テレビ 最新記事