女優の吉高由里子さんの主演映画「婚前特急」(前田弘二監督)の完成披露試写会が14日、スペースFS汐留(東京都港区)で開かれ、吉高さんらが舞台あいさつを行った。5人の男性と同時に付き合う“わがまま”で“欲張り”な女性役で、劇中でキスシーンをした相手役の俳優陣を前にした吉高さんは「人間の唇はいろんな種類があるんだなって思いました。役得ですよね。いろんな年代の方、“総ナメ”したので、ありがたいことですね」と笑顔で振り返り「コメディー要素もばっちりあるので、ご堪能していただければそれで私は満たされます」とアピールした。
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「婚前特急」は、5人の男と平然と付き合っている24歳の池下チエ(吉高さん)が、結婚する気などないのに、ふとしたきっかけで全員を“査定”。そのうち、旅行に行く時は年上のお金持ち、仕事の愚痴は包容力のあるバツイチ、むしゃくしゃしている時はバイクが好きな彼……などの彼氏の中から、ある人が「本当の相手」だったことに気づき……という結婚喜劇。パン工場で働く男性・田無タクミ役をインディーズ・インストゥルメンタルバンド「SAKEROCK」の浜野謙太さん、田無が思いを寄せる女性・奥田ミカ役を石橋杏奈さん、友人の浜口トシコ役をモデルの杏さんが演じている。
舞台あいさつには、吉高さんはじめ、浜野さん、加瀬亮さん、青木崇高さん、榎木孝明さん、吉村卓也さん、前田監督が出席。吉高さんとのキスシーンについて、劇中でチエの本命、タクミを演じた浜野さんが「吉高さんとやり取りしたのは強烈でした。自分の野獣性というか、獣のようなところが引き出された。熱い演技になった」とにこやかに話せば、一番年下の彼氏を演じた野村健二役の吉村さんは「キスのときリードしていただいて楽しかったです」と恥ずかしそうに語った。
また、年上の彼氏、三宅正良を演じた榎木さんは、吉高さんについて「いまこの時代に吉高さんがよく受けるのか、分かるような映画になってる」と評価すれば、前田監督も「吉高さんの演技は僕の想像を超えるものでした」と口をそろえていた。
映画は、11年4月1日からテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで公開される。主題歌はロックバンド「monobright」の新曲「DANCING BABE」。auのエンターテインメントサービス「LISMO!」の携帯電話オリジナルドラマでは、映画公開を前に11年1月7日から28日まで、21歳のチエを描く「婚前特急~ジンセイやっぱ21から」が配信される。(毎日新聞デジタル)
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