水木しげる:描き下ろし最新作を「ビッグコミック」に掲載 「ゲゲゲ」ブームの裏側明かす

水木しげるさんが表紙を飾った8日発売の「ビッグコミック」2号
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水木しげるさんが表紙を飾った8日発売の「ビッグコミック」2号

 10年に米寿を迎えたマンガ家の水木しげるさんが描いた読み切りマンガの最新作「ゲゲゲな日々」が、8日発売の「ビッグコミック」2号(小学館)に掲載された。10年10月に文化功労者に選ばれて以来初めての描き下ろしエッセーマンガで、昨年全国で巻き起こった空前の“ゲゲゲ”ブームの裏側をモノクロ12ページで淡々と、ときにユーモアを交えながら明かしている。

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 最新作「ゲゲゲな日々」は、水木さんの妻・武良布枝(むら・ぬのえ)さんの自伝的小説「ゲゲゲの女房」が10年3月からNHK連続テレビ小説で放送され、12月には「新語・流行語大賞」で「ゲゲゲの~」が年間大賞を受賞するなどブームを巻き起こしている渦中で、水木さんの身辺に起こった変化などが独特の冷静かつユーモアあふれる筆致で描かれている。また、文化功労者決定後に夢に出てきた第二次大戦中の戦友が登場するシーンなど複雑な心中ものぞかせている。

 今回の最新作を記念して、同号の表紙を同誌でおなじみのイラストレーター・日暮修一さんが描いた水木さんの肖像画イラストが飾っている。(毎日新聞デジタル) 

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