時任三郎:「3D俳優協会立ち上げも眼鏡買い忘れました」 日本初の3D連ドラ試写会で

 日本の連続ドラマとしては初のデジタル3Dで撮影・編集が行われたドラマ「TOKYOコントロール 東京航空交通管制部」の3D版完成披露試写会と記者会見が12日、東京都港区のシネコンで行われ、川原亜矢子さん、時任三郎さんら出演者が登場した。邦画初の3D映画「THE LAST MESSAGE 海猿」に出演した時任さんは「3Dは任せてください!」と胸を張り、3D俳優協会を立ち上げたことを報告。3Dテレビは持っているかと聞かれると、時任さんは「買いました。でも眼鏡が必要なことを忘れていました。現在手配中です」と明かし、報道陣を笑わせた。

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 時任さんは「このドラマで3D俳優として地位を確保できた。これを機に3D俳優協会を立ち上げ、会長に就任しました。副会長は伊藤英明です。キャストにも協会に入っていただき、この会を盛り上げたい」と話した。3Dについて川原さんは「今回初めて飛び出す具合を調整できることを知りました。飛び出すだけじゃなく、奥行きの広さを感じられます」と印象を語った。また時任さんは「ちょっと映っているだけの映像が臨場感を盛り上げます。2Dだと伝わりにくい」と説明し、ドラマの出来については「『アバター』を超えた、というタイトルでお願いします」と記者にアピールしていた。

 「TOKYOコントロール 東京航空交通管制部」は、日本本土の大部分のエリアを担当する東京航空交通管制部、通称「TOKYOコントロール」を舞台とした航空管制官たちの人間ドラマ。事故にはいたらなかったが、重大な事故になりかけた人為ミスをベースにストーリーを再構築していき、日本の空で起こりうるさまざまな航空アクシデントとそれを防ぐために困難に立ち向かう航空管制官の姿を描く。カナダコントロールから戻ってきた冷静で判断力のある管制官・鈴木真紀役を川原さんが務めるほか、赴任したばかりの新人管制官・山田誠役を川村陽介さん、厳しい管制官・結城昇役を時任三郎さん、NASA(米航空宇宙局)出身の太田恵一を神田瀧夢さん、結城の元同僚で国土交通省航空局勤務の氷室一生役を別所哲也さんが務める。

 会見には、川原さん、時任さん、川村さん、別所さん、神田さんのほか、梶原善さん、野波麻帆さん、音尾琢真さん、野間口徹さん、阪田マサノブさん、伊藤高史さん、須加尾由二さん、近野成美さん、木咲直人さんと総勢14人のキャストが集まった。

 ドラマは19日から隔週水曜放送で全10話。3D版をCS放送のスカチャン3D 169(スカパー!HD/スカパー!/光)で午後11時、2D版はCS放送のフジテレビNEXTで午後10時に放送される。(毎日新聞デジタル) 

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