大森南朋:ボス新CMで“ぜいたく言うな男”に

缶コーヒー「ボス 贅沢微糖」の新CM「市民のぜいたく」編に出演している大森さんと、お笑いコンビ・カンニングの竹山さん
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缶コーヒー「ボス 贅沢微糖」の新CM「市民のぜいたく」編に出演している大森さんと、お笑いコンビ・カンニングの竹山さん

 映画にもなった07年放送のNHK土曜ドラマ「ハゲタカ」の主人公を演じたことで知られる俳優の大森南朋(なお)さん(38)が、缶コーヒー「ボス 贅沢微糖」の新CMに登場することが28日、明らかになった。ロンドンブーツ1号2号の田村淳さん(37)、漫画家のやくみつるさん(51)と共演する「視聴者のぜいたく」編と、テレビプロデューサーのテリー伊藤さん(61)、カンニングの竹山隆範さん(39)と共演する「市民のぜいたく」編が2月1日から放送開始となる。

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 大森さんが演じる役柄は、謎のベールに包まれた“ぜいたく言うな男”。守衛室でテレビを見ながら番組に不満をぶつけるガードマンや、どこかのシンポジウムで討論相手に改革を迫るパネリストに対し、大森さんが「ぜいたく言うな!」と言い放つ。ところが気が小さいのか面と向かっては言えず、目線も体も全く関係ないシンポジウム会場の一般市民や、守衛室とはあさっての場所にある胸像の方を向いてしまっている。しかし最後に「ぜいたくしていいのは……」というせりふで爽やかな表情になり、「ボス 贅沢微糖」を飲む……というストーリー。

 CM撮影開始の際、役柄について説明を受けた大森さんは、「今回のCMを通じて、自分の新しい一面をお見せできたら」と強い意気込みを表明。「“ぜいたく言うな男”というのは一体どんな人間なのか、想像力をかきたてながら自由に演じることができました」と話すように、強気な物言いの中に愛嬌(あいきょう)がにじみ出る難しい役柄を抜群の演技力で表現した。そして「僕自身、このキャラクターは“妖精”なんじゃないかなと考えています(笑い)」とも語っている。

 また、「市民のぜいたく」編に激しい口調のパネリスト役で出演したテリーさんは、そのあまりの迫力に思わず監督が「テリーさん、ちょっと怖すぎます」とたしなめたほど。苦笑しきりのテリーさんに、会場中からは大爆笑が起こっていた。そして「ぜいたく言うな!」という怒鳴り声を会場中に響かせるシーンでは、終始毅然(きぜん)とした態度を取る大森さんと、困惑したような表情を浮かべる一般市民役の竹山さんのコントラストに、見守っていたスタッフは笑いをこらえるのにひと苦労だったという。

 一方、「視聴者のぜいたく」編で守衛室のガードマンを演じた淳さんとやくさんは、撮影前に監督から「とにかく自然に」とアドバイスを受けたそうで、本番はやや緊張気味のやくさんを自然体の淳さんがリードする形で進行。すっかり意気投合したガードマンコンビについて淳さんは「本来なら相方の亮さんがいてもおかしくないような状況なんですけど、いつもより小気味良い感じのテンポが作り出せた気がしました」と上機嫌だった。そして淳さんが「とても穏やかな優しい方で、お兄さんみたいな感じでした」と評した大森さんの人柄もあり、現場はすっかり打ち解けた雰囲気だったという。(毎日新聞デジタル)

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