大相撲の八百長疑惑について、フジテレビは3日、両国国技館で6日に開かれる予定だった「日本大相撲トーナメント第35回大会」を中止すると発表した。理由については「昨日判明いたしました日本相撲協会の諸問題を考慮し、同協会と協議した結果」としている。

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　同大会は、77年に大相撲の普及と発展を目的として、大相撲初のトーナメント戦として始まった。本場所では見られない同部屋対決もあり、第1回は北の湖が優勝、千代の富士や貴乃花、朝青龍らが優勝している。力士が子供を土俵上で指導する「ちびっこ相撲」や、決まり手や禁じ手を面白おかしく紹介する「初切（しょっきり）」なども開かれ、親しまれてきた。

　トーナメントの模様は同日午後にフジテレビと文化放送で中継を予定していたが、両局は代替番組を調整しているという。（毎日新聞デジタル）