ファッション誌「セブンティーン」(集英社)で人気を集めるモデルの桐谷美玲さん(21)が、今年の夏公開予定の2本立て映画「乱反射」&「スノーフレーク」に“W主演”を果たすことが分かった。
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「乱反射」は、高校時代に最年少で角川短歌賞を受賞した著者の小島なおさんが、17歳から20歳までの3年間で詠んだ第一歌集を原作とし、早く大人になろうと少し背伸びしながらも、まだ本当の恋を知らず誰かを思う気持ちも理解できないピュアな女子高生を桐谷さんが演じた。共演は三浦友和さん・山口百恵さん夫妻の次男・三浦貴大さんなど。
「スノーフレーク」は、著者の大崎梢さんが書店員として働いていた経験を生かし、北海道・函館を舞台に描いた青春ミステリーが原作。就職のために上京を控えた短大生・真乃を桐谷さんが演じる。「溶けない雪の欠片(かけら)を見にいこう」という約束を果たせないまま亡くなった幼なじみの「速人」とよく似た青年が突然、真乃の前に現れることで物語は急展開する。共演には青山ハルさん、白石隼也さんら若手俳優に、石丸幹二さんらが脇を固める。
ともに等身大の少女でありながら、全く異なる表情を持つ二つの役柄に挑んだ桐谷さんは、「(二つの)キャラクターが似てしまわないか心配だったので、それぞれの人物の年齢の差や、見た目の差に助けてもらいながら気をつけて演じました」と話し、「全然違ったキリタニが一度に見られると思います」とPR。「乱反射」については「青春の痛みがテーマ」とし、「スノーフレーク」については「過去から立ち直って前へ進んでいく強さが描かれています」と見どころを語った。
桐谷さんは、テレビ朝日系「女帝 薫子」で連続ドラマ初主演を果たすなど役者としての人気も急上昇。昨年から今年にかけ、「君に届け」(10年9月)「ジーン・ワルツ」(11年2月)「ランウェイ ビート」(11年春)など映画にも立て続けに出演している。初写真集「美玲さんの生活」(集英社)も6万部を売り上げ、ファッション誌「セブンティーン」の表紙を飾った回数は歴代最多を誇っている。(毎日新聞デジタル)
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