萩原聖人:カイジ続編に「声からして頑張る」原作者も絶賛の演技 制作発表

カイジの声を演じる萩原聖人さん(右)と原作者の福本伸行さん
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カイジの声を演じる萩原聖人さん(右)と原作者の福本伸行さん

 過激なギャンブルに命を懸ける姿を生々しく描いた人気マンガをテレビアニメ化した「逆境無頼カイジ 破戒録篇」とパチンコ機「CR弾球黙示録カイジ2」の合同発表会が25日あり、主人公のカイジの声を担当する萩原聖人さん、人気キャラクター利根川役の白竜さん、原作者の福本伸行さんが登場。萩原さんは「声をからしてアフレコを頑張っています。福本キャラに命を吹き込めるのは光栄」と意気込みを語った。 

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 「カイジ」は、福本さんがヤングマガジン(講談社)で連載中の人気マンガが原作。多額の負債を抱えたカイジが、ギャンブルの世界に巻き込まれ、個性的な強敵たちと命を懸けた駆け引きを繰り広げるという物語で、07年にテレビアニメ化されたほか、09年には藤原竜也さん主演で実写映画化された。今秋には映画版第2弾の公開も予定されており、07、09年にはパチンコ機「CR弾球黙示録カイジ」も登場している。新作「CR弾球黙示録カイジ2」は4月中旬に登場予定。

 続編の「破戒録篇」は、原作の「賭博破戒録」に収録された「地下チンチロ」編と「パチンコ沼」編をアニメ化。前作のラストで、借金が1000万円に膨らんだカイジは、地下の強制労働施設に送られ、班長の大槻とのチンチロリン勝負に大負けしてしまう。その後、仲間たちとともに大槻に復讐(ふくしゅう)を果たし、6000万円の借金返済のため一時的に自由の身になったカイジは、裏カジノで1玉4000円という破格のパチンコ「沼」の攻略をもくろむ。しかしそこには裏カジノの店長、一条の卑劣なわなが待ち受けていた……というストーリー。一条役を「君に届け」などで知られる人気声優の浪川大輔さんが演じるほか、内田直哉さん、津嘉山正種さん、ナレーションの立木文彦さんら前作の声優陣の続投も決定している。

 日本テレビの中谷敏夫プロデューサーは「すべてのマンガの全エピソードの中で『パチンコ沼編』が最高。『デスノート』や『NANA』をやらせてもらったりして、『沼』をやるために徳を積んで、ようやく今回アニメ化できた」と喜びを語った。福本さんは「負けない気持ちを引きずり出すアニメになっていた。萩原さんは、本当にカイジが乗り移ったようにやっていただけてうれしい」とコメント。利根川役で声優に初挑戦した白竜さんは「(芝居では)あまりせりふをしゃべらない役が多かったから、僕が一番NGが多かったのでは」とジョーク交じりに裏話を披露した。

 放送は4月5日から毎週火曜深夜0時59分。(毎日新聞デジタル) 

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