俳優の松坂桃李(とおり)さん(22)が東京・渋谷のファッションビル「109MEN’S」の初イメージキャラクターに起用され1日、高さ17・5メートル、幅3・6メートルの巨大看板に登場した。松坂さんは「最初、聞いたときは戸惑ったし、マネージャーには『大丈夫ですか?』と聞き直してしまいました(笑い)」とコメントしている。
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「109MEN’S」は、87年に「109−2」としてオープン。18日からメンズファッションの「109MEN’S」としてリニューアルオープンし、松坂さんは1年間、同所で初めてのイメージキャラクターを務める。巨大看板には、コートの襟で顔を半分隠したミステリアスな雰囲気の松坂さんのポスターが張られており、18日からは正面を向いたクールな表情のポスターに変わる。館内外、約30カ所にポスターが張り巡らされる。
松坂さんは「自分はファッション誌のモデルとしてこの世界に入ったので、今回のようなファッションにかかわる仕事で、しかも渋谷で大きなポスターになるということは二重にうれしいです」と喜び、「僕も暇ができたら、こっそり遊びに行きたいと思います」と話している。関係者は松坂さんの起用理由について「俳優として若手で最も注目されており、モデルとしてもファッションアイコンとして訴求力が高い。彼の持っているフレッシュなイメージとメジャー感が、今期のテーマでもある『男のリアルクローズ』をマッチさせられる」とコメントしている。
松坂さんは、09年に特撮ドラマ「侍戦隊シンケンジャー」で俳優デビューし、10年にドラマ「GOLD」(フジテレビ系)、「クローン ベイビー」(TBS系)に出演。11年1月には人気SF小説を舞台化した「銀河英雄伝説」で主人公・ラインハルトを演じた。男性ファッション誌「FINEBOYS」(日之出出版)のモデルとしても活躍している。(毎日新聞デジタル)