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おひさま:「井上さんの代表作に」 10年ぶり朝ドラ脚本の岡田惠和語る

テレビ
「おひさま」の取材会に登場した岡田惠和さん

 女優の井上真央さん(24)が主演する11年春の連続テレビ小説「おひさま」で、オリジナル脚本を手がける岡田惠和さんが、東京都内で取材に応じた。岡田さんは連続ドラマ「銭ゲバ」(日本テレビ)、映画「いま、会いにゆきます」などを手がけた脚本家で、NHK連続テレビ小説は01年の「ちゅらさん」以来10年ぶり。主演の井上さんに最初から頼っているといい、「非常にベテランなので、彼女がやるという前提で書くのがすごく力になっている。たぶん台本を何倍にもすてきにしてくれるだろうという想定のもとにやれる」と明かしたが「これを井上さんの代表作にしてほしいという欲もあるし、井上さんの新しい魅力も出せているという自負もある。僕らはいい組み合わせだと思う」と手応えを語った。

 岡田さんは自身を「せりふを書くのが好きな脚本家」といい、「朝ドラは狭い所でせりふが飛びかうので、自分は朝ドラに向いてると思い始めたころにまたお話をいただいた。(「ちゅらさん」を)書き終わった時には二度とやらないと決めていたのに、月日がたつとつらさを忘れて、二つ返事でOKしてしまった」と笑顔で語った。

 連続テレビ小説で初の時代ものを手がける岡田さんは「一度やってみたかったという潜在的な思いはあった。現代の家族は人が離れている時代なので、朝ドラ的な家族を書くと違和感がある。家族が家族であることに不自然さがない時代で書きたいということと、2度目なので同じことはやりたくないと思った」と語った。時代ものを書くにあたって岡田さんは「時代と感覚をつかむために、こんなに勉強したのは初めてじゃないかと思うくらい」と語ったが書きたいのは時代ではないと説明し「僕はごく普通の女性が、どんなことを喜んで、悲しんで生きてきたのかを描きたい。見る人の敷居を低くして、毎日ちゃんと生きてきた人を描きたい」とドラマへの思いを語った。

 さらに岡田さんは、収録前に主要キャスト全員に対面して、その人を想定して書いたことを明かし「すべての出演者のせりふを書いていて楽しい。キャストには穴がないので失敗したら僕のせいだと思います」と自信を見せていた。

 また、岡田さんは会見で初の冠ラジオ番組「岡田惠和 今宵、ロックバーで ~ドラマな人々の音楽談義~」を始めることも発表。同ラジオは、岡田さんが俳優や女優をゲストに迎え、行きつけのバーで話を聞くようなイメージで、洋楽ロックや日本のポップスなど、自分たちの青春を彩った音楽とその時代について自由に語り合うという内容。第1回はドラマと同じ3月28日にスタート。岡田さんは「脚本家をやる前にラジオの制作に携わっていたので個人的に思い入れがある。月曜夜9時という意欲的な時間帯なので、朝ドラと月9を手がける気持ちです」と喜びを語っていた。

 「おひさま」は、昭和7(1932)年から、戦前戦中を挟んで昭和30年代までの長野県の安曇野と松本を舞台に、おひさまのような明るい希望で照らすヒロイン・須藤陽子がそばと出会い、人々の心をそばでつないでいくドラマで、井上さんは16歳から30代の頭までを演じる。ドラマは3月28日放送開始。ラジオはNHK第1で同日午後9時放送開始となる。(毎日新聞デジタル)

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