井上真央:「日本全体を明るいムードに」 連続テレビ小説「おひさま」会見

連続テレビ小説「おひさま」の会見に登場した井上真央さん
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連続テレビ小説「おひさま」の会見に登場した井上真央さん

 今春スタートする連続テレビ小説「おひさま」(NHK)のヒロインを務める女優の井上真央さんが8日、同作の会見に登場した。第1週の試写を終えた井上さんは「ここからまた始まっていくんだなと感じました。愛すべきキャラ、愛すべき作品に出会えた。この作品で日本全体が明るいムードになってくれたら」と笑顔を見せた。

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 「おひさま」は、昭和7(1932)年から昭和30年代までの長野県の安曇野と松本を舞台に、おひさまのような明るい希望で照らすヒロイン・須藤陽子(井上さん)が、そばと出会い、人々の心をそばでつないでいく姿を描くドラマで、井上さんは16歳から30代の頭までを演じる。「銭ゲバ」(日本テレビ)、映画「いま、会いにゆきます」などの岡田惠和さんのオリジナル脚本で、岡田さんが脚本を担当する連続テレビ小説は、01年の「ちゅらさん」以来10年ぶり。

 第1週は斉藤由貴さん演じる原口房子がひょんなことから安曇野へ向かい、現代の陽子と出会う場面から始まる。井上さんは、昭和13年、16歳の女学生となった陽子が家族に朝食を作るシーンから登場する。2週目以降は陽子の女学生生活が描かれる。オープニングは押し花と井上さんの涼やかな顔が映し出されるシンプルなもので、通常1分半のものを今回は45秒にした。

 井上さんはヒロイン・陽子の魅力を「完璧な女の子ではなく、悲しいときに泣いたりする、人間らしいところが好き」と話し、第1週に登場し、陽子に大きく影響を与える母について「おひさまイコール母という印象があった。大きくあったかく包んでくれる、いつも上から見守ってくれる存在だと思った」とコメント。また台本のト書きに聖母のようなほほ笑みなどと岡田さん独特の指示が書き込まれていることを明かし「どんなほほ笑み?みたいな。ト書きの面白さをどうやって伝えようかと思っている」と笑顔を見せた。

 会見には現代の陽子を演じる若尾文子さん、脚本の岡田さんも登場。若尾さんは、同作について「客観的に読んで非常に面白いし、(陽子は)よく泣きますでしょ。かわいい。初恋の人やお兄さん、すてきな人がいっぱい出て、楽しくて温かくなるような(台)本。先が楽しみ」とほほ笑んだ。岡田さんはヒロイン像について「分かりやすくただ元気ではなく、揺れるヒロイン。間違った方に行って反省して戻ってきたり、いろんなお芝居を見ていただきたい。あえて(台本での井上さんへの)むちゃぶりは最後までやらせていただきたい」と話した。放送は3月28日から。(毎日新聞デジタル)

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