お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さん(47)の映画監督最新作「さや侍」にモデルで女優のりょうさん(38)、ミュージシャンのROLLYさん(47)、お笑いコンビ「130R」の板尾創路さん(47)らが出演することが10日、分かった。松本さんは「とにかく映画をご覧いただければ、キャスティング理由がいちばんよく分かると思います。監督以外、撮影快調!」とコメントしている。ほかに俳優の腹筋善之介さん(45)、國村隼さん(55)、伊武雅刀さん(61)、柄本時生さん(21)の出演が明らかになった。
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「さや侍」は「大日本人」「しんぼる」に続く松本さんの監督映画3作目。刀のさやしか持たない侍“さや侍”の勘十郎(野見隆明さん)と娘・たえ(熊田聖亜ちゃん)の30日間の戦いを通して親子の葛藤ときずなを描く時代劇で、松本さんの独特の笑いと悲しみを紙一重で表現するという。あることがきっかけで侍として戦うことを拒絶し、刀を捨てた勘十郎を、たえは軽蔑(けいべつ)していた。流浪の旅を続ける2人だが、脱藩の罪で懸賞金がかけられている勘十郎は追いつめられ、とらわれる。殿様の前に連行された勘十郎は、成功すると無罪放免になるという「30日の業」に処される……という物語。
りょうさんは「三味線のお竜」役、ROLLYさんは「二丁短銃のパキュン」役で、腹筋さん演じる「骨殺師 ゴリゴリ」とともに勘十郎を狙う賞金稼ぎを演じる。國村さんは勘十郎がつかまった多幸藩の変わり者の殿様役、伊武さんは多幸藩の家老役で、板尾さんと柄本さんは勘十郎の見張り役を務める門番の倉之助と平吉を演じる。
映画は10年10月7日にクランクインし、関東近郊で撮影した後、11年1月9日にクランクアップした。6月11日全国公開予定。(毎日新聞デジタル)
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