AKB48:震災後初、沖縄国際映画祭に登場  「誰かのために」をチャリティーソングに

「第3回沖縄国際映画祭」に登場したAKB48の選抜メンバー
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「第3回沖縄国際映画祭」に登場したAKB48の選抜メンバー

 東日本大震災のチャリティーとして開催中の「第3回沖縄国際映画祭」に、人気アイドルグループ「AKB48」の前田敦子さんや篠田麻里子さんら選抜メンバー12人が26日登場し、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターのビーチステージで、震災後国内初となるイベントを開いた。同グループが展開する震災支援の「誰かのためにプロジェクト」の一環で、楽曲「誰かのために」をチャリティーソングとしてレコチョクで配信、収益金を全額寄付することが明らかになった。

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 午後1時過ぎからのトークショーには、前田さんと篠田さんのほか、峯岸みなみさん、指原莉乃さん、河西智美さん、北原里英さんが参加。 トークショーで前田さんは「何か少しでも(チャリティーの)力になれればと思って今回沖縄に来ました」と急きょ駆けつけた理由を説明。お笑いコンビ「ピース」の司会で進行したトークで河西さんがいすから転げ落ちるハプニングがあり、前田さんがツボにはまって笑いが止まらなくなり、篠田さんや峯岸さんから「あっちゃんがこんなに笑うのを見たのは久しぶり」と驚いていた。

 午後2時すぎからのライブには大島優子さんや小嶋陽菜さん、宮澤佐江さん、高橋みなみさん、秋元才加さん、横山由依さんも加わり、「ヘビーローテーション」と「誰かのために」「桜の木になろう」の3曲を数千人の観客の前で披露した。大島さんは「今年AKB48は今回の震災と向き合いながら活動してまいります。そしてそのプロジェクトを『誰かのためにプロジェクト』としてスタートさせることになりました」と話し、前田さんは声を詰まらせながら、「東北地方太平洋沖地震で被災された皆さん、心よりお見舞い申し上げます。私たちAKB48は私たちができることから応援させていただきたいと思います」と語った。

 AKB48は25~27日に予定していた「横浜アリーナ」(横浜市港北区)でのコンサートが中止となり、劇場公演も休止中のため、同映画祭に参加することが可能になった。AKB48は「SKE48」や「NMB48」ら姉妹ユニットと「AKBプロジェクト」として、義援金受付口座の開設し、25日には計約6億2000万円を日本赤十字社へ振り込んだと発表。AKB48の主要メンバーが国内でチャリティーイベントやライブを行うのは11日の震災後初。(毎日新聞デジタル)

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