ジョン・カビラ:初の経済番組司会に「新たなチャレンジ楽しんでいます」

「サキどり↑」の取材会に登場した(左から)小林千恵アナウンサー、ジョン・カビラさん、春風亭昇吉さん
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「サキどり↑」の取材会に登場した(左から)小林千恵アナウンサー、ジョン・カビラさん、春風亭昇吉さん

 NHKの新経済情報番組「サキどり↑」が総合テレビで4月10日からスタートし、司会を務めるジョン・カビラさんら出演者と大橋浩介チーフプロデューサーが取材に応じた。ジョン・カビラさんは経済番組の司会抜てきに「正直、人選には驚きました。FMラジオ局や民放各局で音楽ベース、スポーツベースの仕事をしてきましたが、経済番組でのお声がけはこれまでなかった」と語ったが、「サッカーで盛り上げるだけじゃない。番組でいろんな可能性の扉を開く場にいることができる。この番組に携われる新たなチャレンジを楽しんでいます」と力強く意気込みを語った。

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 「サキどり↑」は、身近にあるさまざまな“はやりの現場”を徹底調査し、ブレークしたきっかけや仕掛け人の戦略など最新情報を伝える番組。大橋チーフプロデューサーは1回目の番組ロケ中に東日本大震災が起きたことを明かし「それまで準備していた4月の企画は全部差し替えとなりました」と番組立ち上げ時の苦労を語ったが、「日本の経済そのものがひっくり返ってしまったことによって、逆に番組の方向性が決まった。日本の経済を立て直す新しいチャレンジを『サキどり』していきたい」と思いを語った。

 カビラさんとともに司会を務める同局の小林千恵アナウンサーは「新しいものにあまり手を出したことがなかったんですが、カビラさんの目力にパワーをいただいて、新しい世界に誘われてます。いろんなことを先取りして素の自分を磨いて、すてきな女性になりたい」と話した。トレンドの“現場”を突撃取材するリポーターは、落語家・春風亭昇太さんの弟子でテレビ初登場の春風亭昇々さんと昇吉さんが担当。昇吉さんは「ジョン・カビラさんとかけまして、望遠鏡とときます。(その心は)トーク(遠く)明瞭、司会(視界)良好です!」と得意の謎かけを披露して、報道陣を盛り上げていた。

 同番組は震災を受け、電力不足を乗り切るアイデアや震災から見えた新しい流通の形などをテーマに現在5回まで放送。カビラさんは「何となく閉塞(へいそく)しがちな昨今、暗雲を突き破るのは人間の意志と“つながる”力だと確信しています。人間の生きる営みに触れることができるので楽しみです」と番組のやりがいを語っていた。総合テレビで毎週日曜日午前8時25~57分に放送中。(毎日新聞デジタル)

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