女優の北川景子さんや俳優の向井理さんらが出演する6月公開の映画「パラダイス・キス」の舞台あいさつが、現実世界とネットワーク上の仮想空間の両方で行われることが23日わかった。劇中のメンバーは30日に「渋谷C.C.Lemonホール」で行われるプレミア試写会に出席した直後、アバター(ピグ)を使った仮想空間コミュニティーサービス「アメーバピグ」内に登場し、史上初となるバーチャル舞台あいさつを行う。あいさつ後には、作品の冒頭10分間をノーカットで配信する予定。
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映画で主人公・紫を演じる北川さんは「自分のピグを初めて見たのですが、紫に似て、とてもかわいくてうれしかったです。向井くんほか、パラキスメンバーと一緒に、実際の舞台あいさつとピグのイベントを同じ日にできるのも楽しみです。いっぱいおしゃべりしたいと思います。映画では初の試みということで、これからはピグ上で舞台あいさつできれば、地方の方や海外の方にも見ていただけるのでいいですね」とコメントを寄せている。
バーチャル舞台あいさつには、北川さん演じる紫のほか、向井さん演じるジョージ、山本祐典さん演じる徳森浩之、五十嵐隼士さん演じるイザベラなどが登壇予定。25日から、アメーバピグ内に「パラキス公開記念広場」を開設し、ロゴ入りTシャツ、ロゴ入りうちわ、劇中でも出てくる「青いちょうの指輪」のオリジナルピグアイテムの配布も行うという。
「アメーバピグ」は、ユーザーが自身の分身となるキャラクター「ピグ」を操作して仮想空間で着せ替えや他のユーザーとのリアルタイムな会話を楽しむことができるサービス。現在700万人を超えるユーザーが利用している。
「パラダイス・キス」は、矢沢あいさんのマンガが原作で、05年にはフジテレビ系でアニメ化もされた。進学校に通う紫(北川さん)は、受験を控えつつも成績が伸びず、自分の生き方に疑問を持ち始めていた。ある日、ファッション業界を目指す学生から学園祭のショーモデルにスカウトされ、デザイナーへの夢を真っすぐ追いかける仲間と出会い、刺激を受ける。特に仲間内でも異彩を放つ小泉ジョージ(向井さん)は学園内で天才デザイナーと呼ばれ、注目を集める存在で、紫は彼の行動に振り回されながらも強く引かれていく……というストーリー。映画は6月4日から全国公開予定。(毎日新聞デジタル)
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