シリーズ累計410万本を売り上げているカプコンの人気法廷アドベンチャーゲーム「逆転裁判」が映画化されることが27日、明らかになった。主人公の新人弁護士・成歩堂龍一(なるほどう・りゅういち)に俳優の成宮寛貴さん、成歩堂の助手で霊媒師の綾里真宵(あやさと・まよい)にモデルや女優としても活躍する桐谷美玲さん、龍一のライバルである“天才”若手検事の御剣怜侍(みつるぎ・れいじ)に俳優の斎藤工さんが決定している。映画「クローズZERO」「十三人の刺客」の三池崇史監督がメガホンをとる。
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「逆転裁判」は、法廷を舞台にプレーヤーは弁護士となって個性的な登場人物たちと法廷で対決、被告人の無罪を勝ち取るアドベンチャーゲームで、宝塚歌劇団が舞台化もしている人気シリーズ。作品の舞台は、パラレルワールド上の日本。凶悪犯罪の増加に対応して、新たな法廷システム「序審法廷」が採用されている。それは、弁護士と検事の公開法廷における直接対決のことで、3日以内に被告人の有罪か無罪かを先行決定する制度。裁判開始から3日で結審するため、地道な証拠集めや緻密(ちみつ)な科学捜査よりもスピードが最優先され、弁護士と検事は、法廷の限られた時間内で「裁判」と「捜査」を同時に行う。そのため、これまでの法廷劇ではなし得なかった、スピーディーなストーリーが展開。また、罪を着せられた依頼人の無実を勝ち取るため、ウソや矛盾を探し出して真犯人を暴く過程が、鮮やかに、痛快に描かれる。
主役を務める成宮さんは「弁護士役は初挑戦なので、専門用語が多くて苦労していますが、朝は鳥とともに起き出して早くから撮影を頑張っています。三池監督は黙っていると怖い、という印象でしたが、子供みたいなやんちゃな部分をお持ちなので、何が出てくるのかわからずワクワクします。僕ら出演者がゲームのまんまのキャラクターになっているので、ぜひ楽しみにしていてください!」 とコメント。また桐谷さんは「真宵に決まったと聞いてすごくうれしかったです。 霊媒師という特殊なキャラクターですが、性格は天真らんまんな女の子なので、助手として一生懸命、成歩堂くんをサポートしていきたいです。原作も意識しつつ、私流の真宵を皆さんに見ていただければと思います」と意気込みを語っている。
映画は12年初春に公開予定。(毎日新聞デジタル)
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