全開ガール:新垣結衣初主演の月9ドラマ 「凸凹コンビに注目」プロデューサーが見どころ

7月期の月9で連ドラ初主演する新垣結衣さん
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7月期の月9で連ドラ初主演する新垣結衣さん

 女優の新垣結衣さん(22)が主演する月9ドラマ「全開ガール(仮)」(フジテレビ系)の若松央樹プロデューサーが取材に応じ、「強烈なキャラクターを主人公にした純粋かつストレートなラブストーリー。情けない男と強気な女という凸凹コンビが、子供を介して繰り広げる明るく吹っ切れた恋模様をお届けできれば」と見どころを熱く語った。

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 ドラマは、新垣さん演じるキャリ女(キャリア女性)の卵・鮎川若葉が、なぜか勤め先の外資系弁護士事務所の女性所長の5歳の娘を世話することになり、保育園で出会った「学なし・財なし・将来性なし」でお人よしなイクメンとともに、慣れない育児に奮闘するというハートウオーミングコメディー。だまされやすい人情家で離婚後1人で子育てをするイクメン・山田草太を、男性アイドルグループ「NEWS」と「関ジャニ∞」のメンバーの錦戸亮さん(26)が演じる。

 「のだめカンタービレ」や「電車男」など、コメディーを数多く手がけた若松プロデューサーは、新垣さんの起用を、企画とほぼ同時に決定したといい「一度彼女とコメディーをやりたかった。彼女が持っている可愛さや清楚(せいそ)さを逆に振り切って、非常に強気でちょっと性格の悪いキャラクターをやったら面白いと思った」といい、一方錦戸さんは「コメディーは演技力が必要。彼は演技力に定評があるし華もある。そしてちょっと弱そうなキャラクターのイメージにぴったりだと思いました」と語った。

 若葉の勤務先の所長を薬師丸ひろ子さん、所長の秘書を蓮佛美沙子さん、同僚の弁護士を平山浩行さん、佐藤二朗さん、青山倫子さん、イクメン仲間を鈴木亮平さん、荒川良々さんが演じる。このほか、所長の娘は谷花音ちゃん、草太の子供は高木星来くんが演じ、2人が通う保育園の園長を竹内力さんが演じる。キャスティングについて「予想外のキャラクターを予想外の人にやっていただきたい」という若松プロデューサーは、薬師丸さんについては「最近優しいお母さんのイメージがあるが、逆にシビアなオフィスレディーをやってもらう」と話し、竹内さんについては「保育園の先生になりそうにない人にお願いしてみた。ちょっと予想を裏切るキャスティングをやってみたかった」と笑顔で語った。

 ドラマの見どころは、主人公・若葉の強烈なキャラクターと、彼女と草太をはじめとする他のキャラクターとのやりとりだという。若葉について、若松プロデューサーは「子供のころは貧乏で、父親と2人だけの家庭に育った女の子。『父親が法律さえ知っていればこんなに苦労しなかった』とコンプレックスを持っており、『法律=金』というイメージです。24歳だと相当優秀じゃないと弁護士になれません。新垣さんには法律用語をバンバン使ってもらいます」といい、一方で「例えば、酔っぱらったりパニックになったらお国の方言が思わず出てしまう、というような、可愛らしいクセも作ろうと思っています」と魅力を語っていた。

 ドラマは、7月から毎週月曜午後9時に放送。6月中旬にクランクインの予定。脚本はドラマ「美女か野獣」「働きマン」の吉田智子さん、演出はドラマ「カバチタレ!」「のだめカンタービレ」の武内英樹さんが担当する。(毎日新聞デジタル)

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