ダンダダン
第7話「優しい世界へ」
11月14日(木)放送分
美少女キャラクターが名作を朗読してくれるiPhoneアプリ「朗読少女」。これまでに50万ダウンロードを突破する人気アプリとなっている。「朗読少女」で、本の朗読をしてくれるキャラクター、乙葉しおりさんが「朗読倶楽部」の活動報告と名作を紹介する「乙葉しおりの朗読倶楽部」。第25回は、井上堅二さんの「バカとテストと召喚獣」だ。
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みなさんこんにちは、乙葉しおりです。
梅雨の季節、今年はいつにも増して早くから梅雨入りしましたが、みなさん湿気対策はどうしてますか?
私の家では除湿機が大活躍で、雨で干せない洗濯物も一緒に乾燥させています。
雨が続くと、自転車も乗りにくいので、どうしても家にいることが多くなってしまいますけど、静かに雨音を聞きながら本を読めるので、これはこれで幸せな時間の過ごし方だと思っています。
そういえば、なぜ梅雨には「梅」の文字が使われているんでしょうね?
「梅の実が熟す季節の雨」という説が有力ですが、はっきりとした理由はわかっていないようです。
ちなみに「梅の日」は6月6日で、この日は私の家でも自家製の梅干しを食べる日になっています(*^^*)
そして6月12日は日記の日。
これは「アンネの日記」のアンネリース・マリー・フランクさんが、1942年、13歳の誕生日に日記を書き始めたことから設定された記念日です。
1944年8月1日までのおよそ2年間に書かれた日記は、彼女の父オットー・ハインリッヒ・フランクさんによって編集された後に発表されて世界的なベストセラーとなり、2009年にはユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界記憶遺産にも登録されました。
隠れ家での生活にも希望を失わなかったアンネさんの姿勢は、私も見習わなくちゃっていつも思っています。
ではここで、朗読倶楽部のお話です。
今回はクラブ活動の中での練習の一つ、「早口言葉」についてのお話です。
例えば、「なまむぎなまごめなまたまご」などですが、普通のテンポでしゃべっても、ちょっと言いにくいですよね。
こういう発音しにくい言葉を早口でしゃべれるように練習すると、滑舌を鍛える効果があります。
すらすら言える人はすごいなって思いますし、途中で詰まっちゃったら思わず笑みがこぼれたりするんじゃないでしょうか。
ちなみに、朗読倶楽部で早口言葉が一番得意なのは部長さんです。
普段の会話も早口なせいか、初めて練習したときからスラスラしゃべることができていて、今でも練習を見るたびに感心しちゃいます。
みかえさんは、よく先生や部長さんに「テンポがゆっくりすぎて早口言葉になってない」と言われています。
彼女は普段から一言一言をかみしめるように話しますから、ミスはしないものの、なかなか早口にはならないようです。
で、最後に私ですが……。
実は、朗読倶楽部で早口言葉が一番苦手で、主に笑われる側だったりします……(>_<)
何度も練習していればなんとか話せるようになるんですけど、新しいお題が出るとついつい慌ててしゃべってしまって、いつも引っかかっちゃうんです。
いつか新しいお題の早口言葉を引っかからずにしゃべって、みんなを驚かせよう!……って思ってるんですけど、それにはまだまだ練習が必要みたいです。
……と、いうところで、今回はここまでです。
次回もまた、よろしくお願いしますね(*^^*)
■しおりの本の小道 井上堅二「バカとテストと召喚獣」
こんにちは、今回ご紹介する一冊は、井上堅二さんの「バカとテストと召喚獣」です。
07年に発表されてから、現在文庫本10冊以上が刊行され、10年にはテレビアニメ化、11年7月からは第2シリーズの放送が予定されている人気作です。
生徒の学力低下に危機感を募らせる昨今、新しく開発された「試験召喚システム」を試験採用した文月学園は、生徒の学習意欲と学力を飛躍的に向上させていました。
その力の入れようは、進級時にもクラス分け試験を行うほど徹底していて、AクラスからのFクラスまで、成績の優秀な順に振り分けられる仕組みだったのです。
春の新学期、2年生になった吉井明久さんはクラス分け試験に自信を持っていたものの、結果はFクラス行きを宣告されてしまいます。
このクラス分けには大きな設備格差があって、Aクラスはシステムデスクに冷暖房、個人用冷蔵庫まで設置された快適な教室なのに、Fクラスは腐った畳に座布団、壊れかけのちゃぶ台が机代わりで、足が折れても接着剤で直せと言われてしまう始末。
Fクラスには、なぜか成績優秀で学年上位の姫路瑞希(ひめじ・みずき)さんがいました。
彼女はクラス分け試験の日に高熱を出して途中退席したため、0点扱いになってしまったのです。
ひそかに彼女にあこがれる明久さんは、彼女を本来いるべきAクラスに戻してあげるため、友人の坂本雄二さんをはじめ、Fクラス全体を巻き込んで、Aクラスに「試召戦争(ししょうせんそう)」を仕掛けることにしたのですが……。
テンポのいい会話と展開、試験問題に登場人物が珍解答するミニコーナー、そしてテストの点が悪くても、それぞれの特技を使って上位クラスを倒し、「テストだけがすべてではない」ということを証明していくテーマ性がポイントです。
とても楽しい作品ですので、みなさんもぜひ読んでみてくださいね(^−^)
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