女優の新垣結衣さん（23）主演で7月からスタートする月9ドラマ「全開ガール」（フジテレビ系）が13日早朝、東京都内のオフィス街でのロケでクランクインした。11日が新垣さんの23歳の誕生日ということもあって撮影現場ではケーキが振る舞われ、“ダブル祝い”で撮影のスタートを切った。

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　新垣さんは今回、連続ドラマ初主演で初の弁護士役、さらに最初のラブコメディー挑戦となる。料理好きという新垣さんにはケーキと花束のほかに圧力鍋もプレゼントされた。ケーキのろうそくの火を吹き消す直前、新垣さんは「今、ろうそくの火を吹く前にお願いごとをしました。このドラマの撮影が無事に進みますようにと願いを込めてろうそくを消しました。頑張りますのでよろしくお願いします。ありがとうございました！」とあいさつし、スタッフからは「よっ！全開！！」という声がかけられ、和気あいあいとしたあたたかな雰囲気でのスタートとなった。

　ドラマは、新垣さん演じる“キャリ女”（キャリア女性）の卵・鮎川若葉が、なぜか勤め先の外資系弁護士事務所の女性所長の5歳の娘を世話することになり、保育園で出会った「学なし・財なし・将来性なし」でお人よしなイクメンとともに、慣れない育児に奮闘するというハートウオーミングコメディー。だまされやすい人情家で離婚後1人で子育てをするイクメン・山田草太を、男性アイドルグループ「NEWS」と「関ジャニ∞」のメンバーの錦戸亮さん（26）が演じる。

　クランクイン初のシーンは慣れない育児に疲れて寝坊をし、遅刻してしまった若葉がダッシュで勤務先の鮫島桜川法律事務所へと向かうシーン。そして次に撮影されたのは、国際法律事務所の新人弁護士披露パーティーの会場から出てきた若葉が慌てながら電話をかけるシーンで、新垣さんは赤い晴れ着姿で登場した。

　若葉の勤務先の所長を薬師丸ひろ子さん、所長の秘書を蓮佛美沙子さん、同僚の弁護士を平山浩行さん、佐藤二朗さん、青山倫子さん、イクメン仲間を鈴木亮平さん、荒川良々さんが演じる。このほか、所長の娘は谷花音ちゃん、草太の子供は高木星来くんが演じ、2人が通う保育園の園長を竹内力さんが演じる。脚本はドラマ「美女か野獣」「働きマン」の吉田智子さん、演出はドラマ「カバチタレ！」「のだめカンタービレ」の武内英樹さんが担当する。

　ドラマは、7月から毎週月曜午後9時放送。（毎日新聞デジタル）