外務省・観光庁は11日、観光立国ナビゲーターを務める人気グループ「嵐」が出演するメッセージ・フィルム「Message from Japan」を世界133を超える国と地域で上映すると発表した。同フィルムは、東日本大震災後に落ち込みの続く訪日旅行の回復を目的とし、震災後の各国からの支援に対する感謝と、活力を取り戻しつつある日本が外国人観光客の来日を期待しているというメッセージを伝える。10時半から(日本時間)米ニューヨークのタイムズスクエア大型ビジョンのほか、韓国、マレーシアの街頭ビジョンで上映され、その様子はユーストリームで公開される。
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嵐は松本潤さん、二宮和也さん、大野智さん、櫻井翔さん、相葉雅紀さんの5人組。訪日観光の“日本の顔”として10年4月に観光庁の「観光立国ナビゲーター」に起用された。就任以来、東アジア諸国・地域でのテレビCM、新聞雑誌広告などにボランティアで協力している。11日に松本剛明外務相と溝畑宏観光庁長官、メンバーが出席して東京都内で会見が開かれた。
メッセージ・フィルムは、嵐のメンバーが全国各地の観光地を訪れ、日本の魅力を伝える内容で、招き猫をモチーフに使用。メンバーは、全国各地の人々と招き猫のポーズでメッセージを伝える。メンバー全員が東京都内で撮影したほか、松本さんが北海道、二宮さんが青森県、大野さんが京都府、櫻井さんが鹿児島県、相葉さんが沖縄県を訪れ、撮影した。ねぶた祭の準備をする人々と交流する二宮さんの様子や、京都の東福寺で座禅を組む大野さんの様子が映し出される。4分、90秒、60秒の3パターンがある。
嵐は「世界の皆さんからいただいた温かな支援に対する感謝の気持ち、そして日本の素晴らしい観光地の今を僕たちの目線でお伝えすることで、日本の一人一人が世界の皆さんをお待ちしているというメッセージを一人でも多くの方にお届けできれば」とコメントしている。
映像は、CNNのテレビCMのほか、世界各国の在外公館や屋外ビジョン、国際空港構内、航空会社の飛行機機内モニターなどで順次公開される。また政府観光局ホームページ上で8月以降公開予定。
4日まで左自然気胸のため入院し、5日に仕事復帰した相葉さんは「ご心配してくださった皆さん、元気になりました。これからバリバリ旅行します」と復調をアピールした。(毎日新聞デジタル)