今夏は電力の供給力不足に対する節電意識の高まりから、電気を使わずに体を冷やす「涼感グッズ」に注目が集まっている。生活雑貨やアイデアグッズを取りそろえる「東急ハンズ」では、水にぬらすとひんやりする首元に巻くバンダナタイプの商品「しろくまのきもち オーガニック」と同タイプの商品「マジクール」が売れ行き1、2位につけており、両グッズの売り上げは前年比で約16.5倍増という人気ぶり。専用コーナーを設け、さまざまな涼感グッズを展開している。
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両商品に次いで売れているのは、布団や枕に敷いて体をひんやりさせる「エコでクール」シリーズ。低反発仕様の冷却ジェル入りパッドでほてった体温を吸収、放散し、ひんやり感が持続できる。熱帯夜で寝苦しい夜に活用したいアイテムだ。
そのほか涼感グッズでは、衣類等に吹きつけることでこもった熱が放出され、長期間涼感が持続するというスプレータイプの「涼しいの何でか?」や、ソーラーパネル付きで電池を使わず送風可能なミニ扇風機「ソーラーパワーファン」も注目を集めているという。
同社担当者の話では「今年は節電を意識してか、外出先や職場などでも快適に過ごすための携帯できる涼感グッズが特に人気で、電池や電気を使うものではなく、水を使って冷やすものが大部分で、お客様の関心が節電やエコに傾いているのでは」と今年の傾向を分析している。
また東急ハンズによると、季節商品のため品切れの場合もあるという。(毎日新聞デジタル)
1位 「しろくまのきもち オーガニック」
2位 「マジクール」
3位 「エコでクール」シリーズ
4位 「マジクール マイファンモバイル」(電池で駆動する小型ファン)
5位 「パッとクール ネッククーラー」(首に巻くバンダナタイプの涼感グッズ)