土屋アンナ:「水戸黄門」でドラマデビュー 印籠持って「大感激!」 8日放送

 モデルで歌手の土屋アンナさんが、8日に放送される時代劇「水戸黄門」(TBS系)の第6話でテレビドラマデビューを果たす。米国人の父と日本人の母を持つ土屋さんは、出演依頼を受けた当初は「自分が時代劇に出たら浮くんじゃないか」と戸惑ったというが、祖父母が番組のファンだったこともあり、2人に孝行ができると出演を決めたという。土屋さんは「自分が『水戸黄門』に出演することを知って、ファンの皆さんがどんな反応をしてくれるか楽しみ。若い子たちが番組に興味を持って見てくれるといいな」とコメント。取材の写真撮影では、印籠(いんろう)を持たせてもらい、「大感激! 一生に一度のいい経験ができました」と大喜びしている。

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 土屋さんは、静岡・清水にある回船問屋の一人娘・お蝶役で出演。父親譲りで面倒見がよく、町の人々に頼りにされているが、お蝶は、自分が実の娘ではないのではないかと疑い、父と不仲になっているところに、水戸光圀一行が現れ、2人のきずなを再び結ぶ……というストーリー。お蝶は、派手な衣装とヘアスタイルが特徴的でけんかっ早い性格という設定で、土屋さんは立ち回りシーンにも挑戦した。土屋さんは「台本の漢字が難しくて、せりふに苦労しました。普段使っていない言葉で、話すのは難しかった」というが、「(光圀役の)里見(浩太朗)さんはじめレギュラー出演者もスタッフもとても優しくて、いい意味で刺激になった時間でした。伝統ある番組に出られて大変光栄です」と感激しきりだった。

 現在第43部となる同ドラマは69年から続く長寿番組だが、放送中の第43部で終了することが決まった。前シリーズから、助さん役が東幹久さん、格さん役が的場浩司さんへと6代目にバトンタッチし、信州の問屋場の娘で、旅をサポートする楓(かえで)役で雛形あきこさんが加わっている。今回の水戸光圀一行は、将軍・綱吉から「民の暮らしを見てきてほしい」と頼まれ、伊勢神宮参詣を名目として旅に出る。ドラマは毎週月曜午後8時放送。(毎日新聞デジタル)

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