ダンダダン
第8話「なんかモヤモヤするじゃんよ」
11月21日(木)放送分
ブラジルの3度目の優勝で幕を閉じた「世界コスプレサミット2011」(世界コスプレサミット実行委員会主催)。今大会は、衣装はもちろんのこと、ステージ上でのパフォーマンスが評価され、上位に並んだ海外チームのクオリティーの高さが際だった。
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今年は昨年から審査基準が変更され、演目時間の短縮や、事前の衣装審査(重量制限)が取り入れられた。このため、昨年の大会に見られたような大掛かりなセットは姿を消し、よりプレーヤーがパフォーマンスを重視した流れになったと見られる。ブラジルは06年の優勝チームが参加し、「ファイナルファンタジー12」のコスプレを披露。迫力のある演技と存在感のある衣装、バトルシーンの圧巻のパフォーマンスで多くの観客を魅了した。また、準優勝のイタリアは、「シュガシュガルーン」のコスプレで、途中に手品を取り入れ、会場を盛り上げ、「真・三国無双6」のコスプレをした3位の中国は太鼓の演舞を披露するなど、大がかりなセットがなくてもクオリティーの高いパフォーマンスができることを証明した。
一方、日本代表は「スーパーマリオブラザーズ」のコスプレでコントのようなパフォーマンスを披露し、会場を笑わせるも、7位という結果に。上位チームと比べると、審査員からは多少の物足りなさがあったようだ。審査委員を務めた声優の古谷徹さんは「今回は衣装の重量制限などがあって、みんな大変だったと思うけど、それぞれ工夫がみられて(前回より)グレードアップしている。表情とかせりふの言い方とか、動きとか、とても充実していた」と振り返った。
今回の参加国数は過去最多の17カ国。世界のコスプレ人気も着実に広がりを見せ、観客数は過去最多となる約1万7000人を記録した。また、6日に名古屋・栄の錦通りを封鎖して行われた「レッドカーペット」パレードには、こちらも過去最多となる1万2000人の観客が訪れた。大須観音(名古屋市中区大須)と周辺の商店街をコスプレーヤーたちが練り歩いた「大須パレード」では、一般参加のコスプレーヤーは昨年と比べ減ったものの、会場は多くの観客でにぎわいを見せた。
コスプレイベントとして、着実に根付いてきている「世界コスプレサミット」。同実行委員会の関係者はこの盛り上がりについて「03年にスタートして以来、順調に参加国が増加し、09年からは河村たかし名古屋市長も参加。そして今年は河村市長に加えて、大村秀章(愛知県)知事も参加し、メディアでも大きく取り上げられるようになり、より広く浸透していったため」と分析している。来年には、新たにイギリスの参加も決定しており、今年以上の熱い戦いが予想される中、アニメやマンガ、ゲーム文化の発祥地としての日本勢の奮起に期待したい。(毎日新聞デジタル)
世界コスプレチャンピオンシップ結果 ()内はコスプレ作品
1位 ブラジル(ファイナルファンタジー12)
2位 イタリア(シュガシュガルーン)
3位 中国(真・三国無双6)
4位 オーストラリア(吸血鬼ハンター“D”)
4位 韓国(美少女戦士セーラームーン)
6位 アメリカ(XXXHOLiC)
7位 日本(スーパーマリオブラザーズ)
8位 ドイツ(カレイドスター)
9位 タイ(斬撃のREGINLEIV)
10位 シンガポール(戦国BASARA3)
11位 フランス(グレンツェン・テューア)
11位 スペイン(ロミオ×ジュリエット)
11位 フィンランド(真・三国無双6)
14位 デンマーク(アヴァロンコード)
14位 メキシコ(華札)
16位 オランダ(舞−乙HiME)
17位 マレーシア(Petshop of Horrors)
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