沢村一樹:TBS「浅見光彦シリーズ」放送30回で抱負「よい作品を」

「浅見光彦シリーズ30回記念作品 化生の海」の一場面=TBS提供
1 / 1
「浅見光彦シリーズ30回記念作品 化生の海」の一場面=TBS提供

 TBSで放送されている「浅見光彦シリーズ」のスペシャルドラマが、9月19日の放送で30回目を迎えることが明らかになった。11年間主演を務める沢村一樹さんは「実はクランクインしてから30回目というのを知りました(笑い)」と明かしつつ、「30回目を迎えられること自体がすごいことだと改めて感じています。前作よりも、またその前の作品よりも『面白かった』と、ご覧になった方に思っていただけるように、さらに努力してよい作品となるよう頑張りました」と熱い思いをコメントしている。

あなたにオススメ

 同ドラマは、ベストセラー作家・内田康夫さんの「浅見光彦シリーズ」(新潮文庫刊)を原作にした2時間サスペンスドラマとしてTBSで16年間放送されており、記念すべき30回目は「化生の海」を放送する。ルポライターの浅見光彦(沢村さん)が江戸時代から明治にかけて隆盛を誇った「北前船」を題材にした取材先で三井所園子(みいしょ・そのこ、石橋杏奈さん)と出会ったことで、殺人事件の謎解きへ発展。北海道、石川、福岡県と「北前船」の寄港地を結ぶ旅と歴史ロマンを盛り込みながら、園子と、園子の母・節代(市毛良枝さん)、事件解明の鍵を握る宇戸佳代(藤村志保さん)の3人の女性の人生が交差する……というストーリー。

 光彦の母・雪江役を佐久間良子さん、兄・陽一郎役を風間杜夫さんというレギュラーメンバーのほか、新聞記者の山科三郎役を渡部豪太さん、小林部長刑事役を古田新太さん、横山警部役を木村祐一さん、宇戸武三役を竜雷太さんが務める。

 プロデューサーの矢口久雄は「沢村さんがこの作品にかける意気込みは当時も今も少しも変わることなく、絶えずスタッフと一緒に、どうしたら視聴者に伝わりやすいのか、面白いと思っていただけるか、の戦いを積み重ねた11年です」と沢村さんを絶賛し、「スケジュールギリギリまで粘って、素晴らしい風景の中で最高のラストシーンを撮影することができました。どうぞ、浅見光彦シリーズの魅力をたっぷりとご堪能ください」とPRしている。(毎日新聞デジタル)

テレビ 最新記事