女優の北乃きいさんが主演するスペシャルドラマ「アンフェア　the　special～ダブル・ミーニング　二重定義～」（関西テレビ・フジテレビ系）が23日、放送される。北乃さんは同作で初めての刑事役に挑戦した。撮影の待ち時間や休日の過ごし方、北乃さんが考えるキレイな女性について話を聞いた。（毎日新聞デジタル）

あなたにオススメ

来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹”　朝ドラヒロインまで手が届くか

　「アンフェア」は06年1～3月に、篠原涼子さんが演じる警視庁捜査1課で検挙率ナンバーワンのバツイチ刑事・雪平夏見の活躍を描いて放送され、全11話の平均視聴率15.4％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）、最高視聴率16.5％を獲得した。同年10月に放送されたスペシャルドラマは平均視聴率18.3％を記録。07年には映画化され、興行収入27億2000万円のヒットとなった。17日からは第2弾の映画が公開されるという人気シリーズだ。

　今回のスペシャルドラマ「ダブル・ミーニング　二重定義」は、北乃さん演じる警視庁捜査1課特殊犯係に配属された新人刑事・望月陽（もちづき・あきら）が、寺島進さん（47）演じる警視庁捜査1課特殊犯管理官・山路哲夫とコンビを組んで目的不明の集団誘拐事件を解決に導いていく物語。

　ドラマには寺島さんのほか、山本耕史さん（34）、阿部サダヲさん（41）、加藤雅也さん（48）ら男性キャストがずらり。撮影現場での様子を聞くと今年20歳になったばかりの北乃さんは、その年齢差からか「話題に入れなかった。話についていけなくて」と苦笑いしたが、「（共演者が）たまに思い出したように話しかけてくれたりして、みんな優しかった」と振り返る。山本さんが北乃さんに手品を披露してくれたこともあったという。

　北乃さんは自身がキレイだと思う女性を「ナチュラルメークが似合う人。心がキレイな人はキレイに見える。しきたりとかマナーとかがちゃんとしている人」と表現した。好きな男性のタイプも「お箸（はし）が持てる人」などマナーがしっかりしている人だという。マナーやしきたりについて自身も「教えてもらいたいです」と前向きで、寝る前に冠婚葬祭の本を読むのが昔からの趣味だという。「読まないと忘れちゃうので、読んでから寝るんです。マナーを学べる学校に行きたい」と希望していた。

　ドラマの撮影が始まると平均の睡眠時間が「2時間ぐらい」というせいか、休みがあれば「あわよくば寝ちゃう」という。「2日間（連続で）寝ていたことがある」と明かしたが、「6～8時間が一番気持ちいい」と話した。また6月には1人で1カ月間、台湾に行っていたという。そのほか世界中のさまざまな国や場所に行ってみたいと希望しており、1週間の休みがあったら「旅に行きたい」と目を輝かせた。

　＜プロフィル＞

　91年3月15日、神奈川県出身。「ミスマガジン2005」でグランプリを獲得し、05年7月にBS−i（現BS−TBS）のドラマ「恋する日曜日『夏の記憶』」でドラマ初主演。07年の映画「幸福な食卓」で映画初主演を飾る。同年1月「桜舞う」を着うた限定で配信し、歌手活動を始めた。同年6月にはドラマ「ライフ」（フジテレビ系）で連続ドラマに初主演している。10年2月にシングル「サクラサク」でCDデビューを果たした。その後、ドラマ、映画、CM、歌などで幅広く活躍し、11年はスペシャルドラマ「トイレの神様」（MBS・TBS系）で主演、江口洋介さん主演の連続ドラマ「スクール！！」（フジテレビ系）に出演したほか、1月公開の映画「犬とあなたの物語　いぬのえいが」に出演、ファーストアルバム「心」を発売した。主演するスペシャルドラマ「アンフェア　the　special～ダブル・ミーニング　二重定義～」（関西テレビ・フジテレビ系）は23日午後9時～同10時52分に放送される。