ドラマ「ジウ」:ダブル主演のメイサ&多部が最終回を語る 原作と異なる涙の結末

「ジウ 警視庁特殊犯捜査係」最終回の一場面=テレビ朝日提供
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「ジウ 警視庁特殊犯捜査係」最終回の一場面=テレビ朝日提供

 女優の黒木メイサさんと多部未華子さんのダブル主演ドラマ「ジウ 警視庁特殊犯捜査係」(テレビ朝日系)が23日に最終回を迎え、主演の2人がドラマへの思いと最終回の見どころを語った。多部さんは「正直、今回の役は難しくて大変でしたけど、あっという間でした」、黒木さんも「毎回アクションシーンもあったので、準備することが多く、追われている感がありましたけど、終わってみればあっという間でしたね」と約3カ月間の撮影を振り返っている。

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 ドラマは、人気作家・誉田哲也さんの警察小説が原作。黒木さんと多部さんが演じる“身体”と”知性”を武器とする2人の対照的な若き女性警察官が、衝突を繰り返しながらも、警察史上に残る連続犯罪事件の首謀者・ジウを追い詰めていくというスリルとサスペンスに満ちた警察ドラマ。自身の役について、“肉体派”の伊崎基子を演じた黒木さんは「やっていて気持ちのいいキャラクターだったのですが、現場で共演者の方々やスタッフさんとの距離感をどうしたらいいか迷った時期もありました。自然と人との距離を置いている自分がいた気がします」とコメント。“知性”を武器にする門倉美咲を演じた多部さんも「自分にはない部分が多く、セリフの言い回しなども最後まで悪戦苦闘だったんです。でも大変だった分楽しかったし、いい思い出にもなりました」と話した。

 最終回は、東京都知事の大沼堅次郎(神保悟志さん)を拉致した基子、白石(遠藤雄弥さん)らは、警察に対し「我々はNWO(新世界秩序)である」と宣言。SATである素子らがテロ行為を起こしたことで大混乱となった警視庁の対策会議の最中、白石らSAT隊員の3人が、竹内(遠藤要さん)の自衛隊時代の同僚であることに気付いた美咲は、そのことを東弘樹(北村有起哉さん)に報告。上層部の誰かが「新世界秩序」と通じている可能性を感じた東は、ひとり捜査を開始する。一方、エリアと呼ばれるスタジアムに到着した基子は、白石から思いがけない事実を打ち明けられる……というストーリー。

 強大な力を持つジウとの最後の戦いに挑む基子と美咲はジウを倒すことができるのか。最終回では、連続児童誘拐事件を起こしてきたジウの動機や、事件の悲しい真相がすべて明らかになる。ラストは原作とは違う涙の結末となっているという。最終回の見どころについて、黒木さんは「基子と美咲の成長というか変化が描かれていると思います。距離を保ちつつも歩み寄ったふたりの関係性が見える瞬間があるので、そこは見ていただきたいところですね!」と話し、多部さんも「第2話にも似たようなシーンがあるんですけど、そのときとは明らかに違った基子との関係性がすごく表れているのがラストシーンです。私自身も思い描いていた通りに撮影できたので注目していただきたいです」とPRしている。

 最終回は、23日午後11時15分~深夜0時15分の「金曜ナイトドラマ」枠で放送。(毎日新聞デジタル)

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