シンガー・ソングライターの中島みゆきさん(59)の曲「走(そう)」が、12年1月に内野聖陽さん(43)主演で放送されるテレビ東京の新春ワイド時代劇「忠臣蔵~その義その愛」の主題歌に起用されたことが29日、明らかになった。中島さんの楽曲が時代劇の主題歌に起用されるのは、今回が初めて。
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「走」は中島さんが11月16日に発売する38枚目のフルアルバム「荒野より」のラストに収録されている曲。中島さんは今回の起用について「お正月早々、しかも“大有名な”史実の映像に楽曲で参加させていただけることになり、恐縮しております。映像と一緒になると楽曲の内容まで『そういえば、こんな意味にも受け取れるなあ』という展開もありそうで、とても楽しみです。お正月を心待ちにしております」とコメントしている。
同局の新春ワイド時代劇は今回で34回目。今作は同枠で5回目の「忠臣蔵」となる。新発田藩の藩士の息子として生まれながら「高田馬場の決闘」で名をあげ、赤穂藩の堀部弥兵衛のむこ養子となった堀部安兵衛が主人公。脚本は「義経」「鬼平犯科帳」の金子成人さんが手がけ、監督を映画「築地魚河岸三代目」の松原信吾さんと映画「釣りバカ日誌」の本木克英さんが担当。舘ひろしさんが大石内蔵助を演じる。
山鹿達也プロデューサーは「時代が変化していく中、変わらない安兵衛の主君への『義』、妻、家族への『愛』を力強く、そして、艱難辛苦(かんなんしんく)を乗り越え、本懐を遂げた赤穂浪士たちの絆を、心に響く歌声で表現していただけるのは、中島みゆきさん以外にいません」と断言。楽曲を聴いた際のことを「実際に310年前、江戸時代を走り抜けた安兵衛たちの息遣いが聞こえてきたようでした」と振り返り、「老若男女、幅広く支持される中島みゆきさんの主題歌は、ドラマにさらなる感動を与えていただけるものと確信しています」と期待を寄せている。また「日本人が日本人である魂の物語と音楽で、さわやかな感動の涙に酔いしれていただけたら幸い」と話している。ドラマは12年1月2日に放送。(毎日新聞デジタル)
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